こんにちは、美肌クエスト案内人のマリーです。
肌の調子って、体調にすごく左右されますよね。
体調ばっちりなときは、肌に透明感が出て顔色明るく、化粧のノリも良いものです。逆に、風邪ぎみだったり、疲れていたりすると、肌がくすんだり乾燥したり、化粧のノリも悪くなりがち。「肌は内臓を映す鏡」なんて言葉を聞くこともあります。
内臓の中でも、肌に与える影響が大きいと言われているのが「腸」です。
透明感あるつややかな美肌を保つには、良好な腸内環境が欠かせないんです!
今回のテーマは、「肌と腸の関係」です! 腸内環境を整えて美肌になるための方法についてお伝えしていきたいと思います。
腸内環境は常に変化し続けている!
わたしたちの腸の中には、無数の細菌が棲みついています。その数は全身の細胞の数をはるかに上回り数100種類、数100兆個に及ぶと考えられ、「腸内フローラ」と呼ばれる生態系を形作っています。
腸内細菌は、わたしたち人間の身体にとって有益な働きをする「善玉菌」と、有害な働きをする「悪玉菌」、通常は無害だけれど腸内環境が悪化すると有害に働く「日和見菌」に分類されます。
善玉菌と悪玉菌と日和見菌のバランスは2:1:7が理想と言われています。バランスが保たれているときは、腸内環境が良好でお通じも良好です。しかし、バランスが崩れて悪玉菌が優勢になると、便秘をはじめさまざまなトラブルを引き起こす原因となってしまうんです。
腸内環境が肌にもたらす影響って?
腸内環境が悪化すると、腸のぜん動運動が弱まってスムーズな排便ができず、便秘がちになります。そして、便秘になるとニキビができやすくなると言われています。便秘がちな人は、肌のくすみや乾燥も起こりやすいんです。
腸内環境が悪くなることで肌トラブルが起きやすくなる理由としては、いくつかの要因が考えられます。
腸内環境の悪化で肌トラブルが起こる4つの要因
要因1:栄養素の消化吸収率の低下
腸内環境が悪化すると、腸からの栄養素の消化吸収率が低くなります。ビタミン類など肌に必要な栄養が不足すると、ターンオーバーが滞りがちになってしまいます。
要因2:有害物質の影響
悪玉菌優勢になると、腸内に腐敗物質や有害ガスが発生します。これらの毒素が血液で運ばれて肌にも届けられ、これもターンオーバーの乱れなど肌の正常な働きを滞らせる要因となると考えられます。
要因3:血行不良の影響
便秘になると、自律神経のバランスが乱れて血行が悪くなりやすいようです。肌の血行が滞ると、くすみやクマ、乾燥などのトラブルが起こりやすくなります。
要因4:免疫力の低下
腸は体内で最大の免疫器官と言われ、免疫細胞の大部分が腸に集中しています。腸内環境が悪化すれば免疫力が低下するため、これもニキビができやすくなる一因となります。
腸内環境を整えて美肌になる! 腸活のポイント

腸内環境が悪化すると、いろいろな面から肌に悪影響が及びます。
逆に考えると、腸内環境を良好に保つことができれば、肌への悪影響となりうる要因をたくさんシャットアウトすることができるというわけです。
善玉菌優勢の、理想的な腸内環境を保つには、どんなことを意識すべきなのでしょうか。腸内環境を整える「腸活」のポイントを覚えちゃいましょう!
腸活のポイント1:発酵食品を意識的に食べる
善玉菌の代表的存在といえば、ビフィズス菌と乳酸菌です。ビフィズス菌や乳酸菌を多く含むヨーグルトをはじめ、乳酸菌などで発酵させた発酵食品は、腸内環境を良好にすることに役立ちます。
食事から摂った善玉菌は腸に定着するわけではなく、腸を通過して最終的に便として排出されますが、腸に棲みついている善玉菌に加勢して善玉菌が働きやすい環境をつくるのを手伝います。腸に生きて届かなかった場合でも、善玉菌のエサになります。
ヨーグルトに限らず、チーズやキムチ、納豆、ぬか漬け、甘酒など発酵食品にもさまざまな種類があります。継続的に食事に取り入れるように心がけましょう。
腸活のポイント2:善玉菌のエサになる食品を食べる
善玉菌のエサになる食品を食べるようにするのも効果的です。
善玉菌のエサとして代表的なものは食物繊維です。食物繊維を多くと含む食品は野菜やきのこ、海藻などです。食物繊維を食べることは、善玉菌優勢なバランスづくりだけでなく、便のかさをふやしてスムーズに排便しやすくなるという点でも、腸内環境を整えることに役立ちます。
また、「オリゴ糖」は、ビフィズス菌のエサになることが知られています。ヨーグルトにオリゴ糖をかけて食べるのもおすすめです。
腸活のポイント3:肉や加工食品の食べ過ぎに注意!
タンパク質や脂質は、悪玉菌のエサになります。野菜を食べずに肉や加工食品ばかり食べていると、悪玉菌優勢な腸内環境になりやすいです。
腸活のポイント4:良質な睡眠をたっぷりとる
腸は睡眠中に活発に働きます。睡眠不足になると、腸の働きが悪くなり便秘の原因に。そして、便秘になると腸内環境が悪化する悪循環に陥ってしまいます。睡眠時間をしっかりと確保して、ぐっすりと良質な睡眠をとるように心がけることも、腸内環境を良好に保つために大切なポイントです。
まとめ:腸活を意識して美肌を目指そう!
腸の調子がいいときって、肌に限らず体調が良くて元気に過ごせる印象があります。わたしは発酵食品や野菜は好きだけど、肉や加工食品も大好き。睡眠不足にもなりがちだから、やっぱり腸内のバランスも日々変化しているんだろうなあと改めて思いました。
透明感ある明るい肌を保つためにも、腸内環境のバランスも意識するようにしていきたいですね。「腸活」なんていうとちょっと大げさだけど、これから食事メニューを考えるときは、善玉菌の気持ちもちょっぴり考えてみるようにしようかなと思います。
