美白ケア

肌に透明感を出すには? 透きとおるような美肌を作る方法

透明感ある肌の女性の手

こんにちは、マリーです。
わたしは生まれつき色白なこともあって、子どもの頃から現在に至るまで肌のきれいさだけは人から褒めてもらえることが多かったんです。

中でもよく言ってもらう言葉に、
「肌に透明感があってきれい!」
というのがあって、

マリー
マリー
そっか、わたしの肌には透明感があるのかぁ

と、次第に思うようになりました。

……ちょっと自慢っぽかったですね、ごめんなさい。でも肌ぐらいしか人から褒めてもらうことないので許してね。
想像ですが、例えば生まれつき造形の美しい人ならば、子どもの頃から「きれいだね、美人だね」って言われて育って、美人としての自覚を深めていくんだろうなって思います。

美しさは人から評価されて育つ(部分も大きい)のです! たぶんね。

ちょっと脱線しちゃいましたが、今回のテーマは「肌の透明感」です。
肌に透明感があるってどういうことなのか、透明感を出すにはどうすればいいのか。
わたしが日頃考えていることや、心がけていることとともにお伝えしていきます。

肌の「透明感」ってなんだろう?

肌に透明感を出す方法を考える前に、まずは「肌に透明感がある」とはどういうことなのか考えてみましょう。

「透きとおるような白い肌」
「透明感のある素肌」

といった具合に、肌の美しさを表現するときに、「透明感がある」「透きとおるような」などの言葉はよく使われます。逆に言うと、肌以外にはあまり使われないような気がします。肌のほかに思い浮かぶものとしては「」があるかな。

「透明感あふれる美しい声」

うんうん、わかる。ウィーン少年合唱団とかスーザン・ボイルとかね(古い)。
濁りや曇りのない、よく通る声という感じでしょうか。

ここまで考えて、そういえば英語で「透明感」って何て言うんだろう? と気になってGoogle先生に訊いてみたところ、こんな結果が。

日本語▼
透明感
英語▼
Clarity

クラリティ。「お、意外にも知ってる言葉が出てきたわ」と思われた方もいるのではないでしょうか。ジュエリーに興味のある方ならおなじみの言葉かもしれません。
クラリティ(Clarity)」というのは、ダイヤモンドの価値を決める4つの要素「4C(カラット、カラー、クラリティ、カット)」の一つとして知られる言葉です。

宝飾品としてのダイヤモンドは、無色透明であるほど価値が高いと評価されます。クラリティというのは、ダイヤモンドの「透明度」の評価指標です。内包物やキズが少なければ少ないほど、クラリティの評価が高いダイヤモンドということになります。

マリー
マリー
このへんに、肌の透明感ってなんなのかを考えるヒントがありそう!

当たり前ですが、もしも実際に肌の透明度が高かったとしたら、肌の下にある血管とか筋肉とか骨とかが透けて見えてしまいます。もちろんそういう意味ではないですよね。

そうではなくて、天使の歌声や透明なダイヤのように、濁りやくすみ、キズなどといった「余計なもの」の存在を感じさせない、なめらかでつややかな肌。
それこそが、「透明感あふれる美肌」と呼ばれるのではないでしょうか。

透明感あふれる素肌とは、肌にとっての“余計なもの”が目立たない、なめらかでつややかな肌のこと。

目立ってはいけないもの
・くすみ
・シミ
・毛穴
・クマ
etc.

透明感を出すには「肌のキメ」を整えるべし!

余計なものの存在を感じさせないとは言っても、例えば毛穴なんかは、どうしたってそこに存在するものです。大事なのは、目立つかどうかです。

最近、Twitterの広告なんかで「毛穴が消えた!」みたいな感じで、濡れたビニールかプラスチックかってぐらいツルツルな肌のアップ画像が付けられてるのをよく見かけます。ああいう感じって流行ってるのかな? たぶん男性が画像加工してるんじゃないかと思うんですけど、違和感を感じている女性は多いと思います。

つややかな肌と、プラスチックみたいに均質でのっぺりした肌というのはまるで別物です。だって肌の表面には無数の細かい凹凸があって、だからこそたくさんの光を反射して輝いているんですから。

マリー
マリー
この肌の表面にある細かい凹凸すなわち「肌のキメ」こそが、肌の透明感を生み出す重要なカギなんです!

肌のキメ(肌理)とは

肌の表面をまじまじと見てみると、細かい溝が無数に走っていて、網目状に交差していることがわかります。この溝は「皮溝(ひこう)」と呼ばれ、皮溝に囲まれた三角形や四角形の部分は「皮丘(ひきゅう)」と呼ばれています。

皮溝と皮丘によって作り出される肌の凹凸こそが、「キメ(肌理)」と呼ばれるものです。

ひとつひとつの皮丘の大きさは生まれつきのものなので、キメが細かいか荒いかというのは、遺伝的な要因である程度は決まります。

でも、重要なのは皮丘の大小ではなく、あくまでもキメの状態です。一つ一つの皮丘の大きさが揃っていて、規則正しく並んでいるかどうか。すなわち、キメが整っているかどうか。

キメの整った肌は、たくさんの光を跳ね返すため、内側から自然に輝いているように見えます。これこそが「透明感あふれる肌」の正体なのです。

マリー
マリー
キメが整っていれば毛穴も目立たないし、なめらかで透明感あふれる肌に見えるんだよ!

肌のキメが乱れて透明感がなくなる原因は?

持って生まれたキメの細かさは変えることができませんが、キメの美しく整った状態を保つことができるかどうかは、自分の努力次第です。
肌のキメが乱れる主な原因を知っておきましょう。

乾燥

十分にうるおった肌は、ひとつひとつの皮丘がふっくらとして、大きさや形も揃った状態になります。しかし肌の水分が足りなくなると、皮丘がしぼんで、ひとつひとつの状態や大きさが揃わなくなってしまいます。つまり、肌の乾燥はキメの状態を崩してしまう大きな原因となるのです。

誤ったスキンケア

肌に透明感を出したいからと言って、洗顔をしすぎたり、ピーリングや毛穴パックなどの角質ケアをやりすぎたりすると、必要な角質までが剥がれ落ちて角質層が薄くなってしまいます。角質層が薄くなれば皮溝も浅くなり、キメがほとんどない状態に……! キメの整った肌とキメのない肌は別物です。また、角質層が薄くなればバリア機能が低下して、多くの肌トラブルを引き起こすことにもなりかねません。

加齢

年齢を重ねるにつれて、真皮のコラーゲンやエラスチンは減少していきます。そうすると肌のハリや弾力性が失われ、ひとつひとつの皮丘のふくらみ方や大きさが揃わなくなってきます。加齢による肌のハリの低下も、肌のキメを崩す原因なのです。

マリー
マリー
肌のキメが乱れる主な原因は、乾燥、スキンケアの誤り、加齢。このあたりの対策をすることが、肌に透明感を出すために大切なんだよ。

キメの乱れ以外にもある、肌の透明感がなくなる原因

肌に透明感を出すためには、キメを整えることが最重要です。
だけど、キメさえ整っていれば問題ないのかというと、美肌道はそんなに甘くありません。
肌をくすませてしまう原因がほかにあれば、キメが整っていても透明感があるとは言えません。肌のくすみの要因を知っておきましょう。

産毛

産毛は細くて柔らかいですが、黒い色素を持っています。生えっぱなしにしておけば当然、肌色がワントーン暗くなってしまいます。定期的な産毛のケアは、明るく透明感ある肌を作るために欠かせません。ただし、自己処理で肌を傷つけてしまわないように、ケアの頻度やケア方法には十分注意してくださいね。

血行不良

冷えなどによって血流が滞ると、顔色の悪い「くすみ肌」になってしまいます。運動や入浴などで、全身の血流を良くすることも肌に透明感を出すために重要です。

メラニン

紫外線や摩擦などの刺激を受けると、肌はメラニン色素を作って刺激を防ごうとします。メラニンが増えれば肌の色が濃くなってしまうため、透明感がなくなる原因に。メラニンを増やさないために、きちんと紫外線対策するとともに、摩擦などの刺激を肌に与えないようにしましょう。

糖化

糖化とは、体内のタンパク質や脂質が、食事から摂った余分な糖分と結びつくことで、老化を促す「AGE(糖化最終生成物)」という物質を生み出すことを言います。真皮のコラーゲンやエラスチンが糖化すると黄色っぽい色になるため、「黄ぐすみ」と呼ばれる、肌が黄色っぽくくすんで見える原因となると考えられています。食べ過ぎや甘いものの摂りすぎも、肌の透明感を失わせる原因になるというわけです。

マリー
マリー
肌をくすませないことも、透明感を出すためにはすごーく大事なんだよ!

肌に透明感を出すには? ポイントを押さえよう!

肌の透明感がなくなる原因は、キメの乱れとくすみです。キメを整えて透明感を出すために、日々心がけたいポイントをまとめて心に刻んでおきましょう!

洗顔のしすぎ、角質の取りすぎはNG!

適度な洗顔やピーリングは、肌の透明感を保つために大切ですが、やりすぎると肌のキメの状態を崩してしまう原因になります。
石けんや洗顔料での洗顔は一日一度を目安に、洗浄力の強すぎないものを選んで行いましょう。ピーリングなどの角質ケアも、できるだけ刺激の少ない方法を選んで、正しい頻度を守って行うのが大切です。

スキンケアは保湿に重点を置く

肌に透明感を出したいと思うと、つい美白成分にばかり注目しがちです。もちろん美白も大事ですが、肌のキメを整えるためには保湿が最重要と心得てください。うるおいを保ってキメを整えてこそ、透明感ある肌が実現できるんです。

内側からも栄養&水分補給する

キメの整った粒ぞろいな肌を作るためには、肌の奥で生まれた細胞を丈夫に育て上げることが大切です。そのためには、たんぱく質やビタミン、ミネラル、脂質など、肌に必要な栄養素を食事からしっかりと摂る必要があります。栄養バランスのとれた食事は、美肌作りの基本です。また、肌のうるおいを保つためには、小まめに水を飲むなどして、内側からの水分補給を心がけるのも有効です。

たっぷり睡眠、規則正しい生活を!

睡眠不足や不規則な生活リズムによる肌のターンオーバー周期の乱れは、角質細胞の成長に悪影響を及ぼし、角質層の状態を乱してしまいます。結果として、肌のキメが崩れ、肌の透明感が失われる原因に! 十分な睡眠時間を確保するとともに、就寝・起床や食事の時間がなるべくいつも同じになるよう、規則正しい生活リズムを作ることを心がけましょう。

マリー
マリー
やっぱり、肌の状態を常に意識して愛情込めて育てていくことが、透明感を出すためにも大切なんだよね。自分の肌とじっくり向き合いつつ、キメの整った透明感あふれる肌を育てていこうね!
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