こんにちは、美肌クエスト案内人のマリーです。
世間的に日焼け止め製品の売り上げが一番高くなるのはなんといっても夏!
夏も終わりかけ秋の気配がしてくると、夏のあいだ店頭に一大勢力を誇っていた日焼け止め売り場も縮小傾向になってくると思います。
でも、そんな夏の終わりだからこそ、これから秋冬春と日常的に使いやすい、軽くて肌にやさしい日焼け止めを選んで買いたいと思うマリーです。
だって夏の強力日焼け止めは、秋の肌には負担が大きいんですもの……。
そんなわけで今回は、日常使いの日焼け止めの選び方のポイントと、おすすめ日焼け止めについて書いてみたいと思います。
秋は日常使いの日焼け止めを見直す時期
秋が近づいてきて、夏の間の美白ケア重視だったスキンケアから、保湿ケア重視のスキンケアに切り替えていこうかなと思っている方も多いのではないでしょうか。
もちろん、乾燥シーズンに向けて少しずつ保湿ケアを厚くしていくのは重要課題だと思います! 紫外線ダメージを受けた肌をいたわってターンオーバーも整えなくちゃいけないですしね。
しかしその一方で、引き続き紫外線対策も気を抜かないことが大事!
秋になるとUV-Bの量は真夏に比べてかなり少なくなってきますが、UV-Aの量はそこまで減りません。というより、UV-Aは冬の一番少ない時期(1月頃)でも、夏のピーク時(7月頃)の半分ほどにまでしか減らないのです。
UV-A(紫外線A波)
長い波長を持つ紫外線。エネルギーは弱いですが、波長が長いため反射されにくく、障害物があっても通り抜けるという性質があります。UV-Aはオゾン層や雲を通り抜けやすいため、地上に届く紫外線の大部分を占めています。
UV-B(紫外線B波)
短い波長を持つ紫外線。反射されやすいため、オゾン層などで多くが吸収されますが、一部が地上に届きます。強いエネルギーを持っています。
UV-Aは、肌の奥深く真皮まで到達して肌にダメージを蓄積させ、肌に老化をもたらすということがわかっています。
日常使いの日焼け止め 選び方の注目ポイント
1年を通じて日焼け止めを使うべきだとは言っても、夏の間使っていた日焼け止めを秋以降も使い続けるのはあまりおすすめできません。なぜなら、夏に店頭に並ぶ日焼け止めは、基本的にかなり強力な紫外線ブロック効果がある製品が多いから!
マリーも使っていた日焼け止めが切れたり、うっかり日焼け止めを塗らずに出かけた先であまりの日差しの強さに「これは日焼け止め買わなきゃヤバイ……!」となったりして、この夏に買った日焼け止めが二つほどありますが、どっちもSPF50+ PA++++という超ハイスペック日焼け止めです。
しかし、これから少しずつ紫外線量も減っていく季節、日常使いの日焼け止めにそこまで強力な紫外線ブロック性能は必要ありません。
紫外線ブロック性能が高いということは、より強い成分、より多くの成分量、より落ちにくい性質を備えているということ。必要以上にSPF値やPA値が高い日焼け止めを日常使いすれば、その分肌への負担が大きくなってしまいます。マリーはあまり肌が丈夫なほうではないので、日焼け止めは肌へのやさしさを重視して選びたいのです。というわけで、マリーが日常使いの日焼け止めに求める条件をまとめてみました。
- 日常使いレベルに見合うSPF値とPA値
- ノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)
- 落としやすい
- コスパがいい
日常使いの日焼け止めのSPFとPAはどのぐらい?
環境省の環境省の「紫外線環境保険マニュアル2015」によれば、使用する場面に応じたSPF値やPA値は以下が目安とされています。
日常生活(散歩、買い物など)
PA+~PA++
SPF10~20
屋外での軽いスポーツやレジャーなどの活動
PA++~PA+++
SPF15~35
炎天下でのレジャー、リゾート地でのマリンスポーツなど
PA+++~PA++++
SPF35~50+
これによると、日常使いだけならSPF10~20 PA+~PA++ぐらいで良いということになります。とはいえ、晴れた週末のおでかけや数時間のドライブあたりまで日常生活に含めるなら、もうちょい高いほうが安心できる気がします。
というわけで、マリーなら秋から冬、春にかけての日常使いには、SPF30前後 PA++~PA+++ぐらいの日焼け止めを選びます。
日常使いの日焼け止めはノンケミカル(吸収剤フリー)にしたい!
これは、マリーがあまり肌が丈夫じゃなくて、日焼け止めで肌トラブルを起こすことがちょいちょいあるからなのですが、日常使いの日焼け止めは、ノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)の製品を選びたいです。
紫外線吸収剤
紫外線を吸収し、熱などに変換して放出することで、化学的に紫外線をブロックする成分です。無色透明なので配合量を増やしやすく、SPF値やPA値の高い日焼け止め製品に多く含まれています。
紫外線散乱剤
紫外線を反射させる(はね返す)ことによって、物理的に紫外線をブロックする成分です。白っぽい成分なので白浮きしやすく、紫外線ブロック効果は紫外線吸収剤より低くなります。
いや、実はこの夏買った日焼け止めの一つは紫外線吸収剤が配合されたものだったんですよ。「まあだいじょうぶかなー」と思って買ってみたんです。伸びがいいし使いやすくて、さほど大きな肌トラブルもなかったんですけど、時間が経つとちょいちょい目のフチがかゆくなってきたりするんですよね。だから真夏はともかく、夏以外の季節に日常使いする日焼け止めなら、マリーは絶対ケミカルフリーのものを選びます。
そうなると紫外線散乱剤ベースの日焼け止めが良いのですが、紫外線散乱剤として主に用いられる成分にも2種類あります。酸化亜鉛と酸化チタンです。
酸化亜鉛
UV-Aのブロック効果が高く、ロングUV-Aと呼ばれる波長の長いUV-Aも防ぐことができるのが特徴。酸化チタンと比べて白浮きしづらく、SPFやPAを出しやすい。タンパク質と反応するため、金属アレルギーを引き起こす可能性がある。
酸化チタン
紫外線ブロック効果は酸化亜鉛と比べて低め。白い粉末なので、肌の色が濃い人だと白浮きしやすい。安定性が高く人体への影響が少ないと言われている。
チタンは金属アレルギーを起こしにくい金属として、ピアスのポストなどにもよく用いられていますよね。紫外線散乱剤ベースの日焼け止めの中でも、特に肌にやさしいのは酸化チタンのみを配合した日焼け止めだと言えそう。
日常使いの日焼け止めは落としやすさも大事!
毎日使う日常使いのスキンケア製品には、使い続けやすい「ストレスの少なさ」も重要ポイントだとマリーは思います。
日焼け止めだけ塗ってちょっとお出かけしただけなのに、しっかりクレンジングしないと落とせないというのは面倒くさがりのマリーには向いてないし、肌への負担も大きいです。
洗顔料か石けんですっきり落とせるぐらいの、もっと言うならお風呂に浸かって汗をかいてぬるま湯で流すぐらいで落ちちゃうような、落としやすい日焼け止めが日常使いには理想です。
そう考えると、水ベースというか、水分多めの日焼け止めがいいのかなと思います。
日常使いの日焼け止めはコスパも大事!
ぶっちゃけ、コスパも重要!
日焼け止めは、十分な量をしっかり肌に伸ばして使うことや、小まめに塗り直しすることが大事だと言われています。
化粧してると小まめな塗り直しは難しいときもあるけど、顔だけじゃなくて首もとや手の甲なんかにも惜しみなく使えるぐらいのコスト感のものがいいですよね。
日常使いですからね。うん。
日常使いしたいおすすめ日焼け止め5選【ノンケミカル】
というわけで、マリーが日常使いの日焼け止めに求める4つの条件に注目して、おすすめの日焼け止めを5つ選んでみました。
日常使いにおすすめ(1)メンソレータム サンプレイ ベビーミルク(ロート)
SPF34/PA+++
内容量:30g
マリーが夏の始めぐらいまで良く日常使いしていた日焼け止めです。酸化亜鉛と酸化チタン両方配合されてます。さらさらの着け心地でニオイもほぼないです。オイルベースだけど、まあ落としにくいというほどではありません。コスパはとても良いと思う! でもあんまり売ってるの見かけないかも。
日常使いにおすすめ(2)キュレル UVミルク(花王)
SPF30/PA++
30ml
こちらも乾燥肌、敏感肌用にやさしい、ミルクタイプの日焼け止め。紫外線散乱剤は酸化亜鉛を配合。うるおい成分や消炎成分が配合されていて、セラミドの働きを補ってくれるといううたい文句です。水分多めだけど、振って混ぜるタイプで専用クレンジング推奨なのでちょっぴり面倒かも……。
日常使いにおすすめ(3)サンスクリーン(R)フリーエンス(オルビス)
SPF34/PA+++
50ml
これは知らなかったんだけど、調べていたら「あ、これ良さそう!」と思ったもの。今度使ってみたいです。紫外線散乱剤は酸化チタンを配合。水分多めだし、口コミを見ると「汗で流れやすい」とあるので落としやすそうです。コスパも◎ 顔用タイプもあるみたい! 要チェック。
日常使いにおすすめ(4)ホワイティシモ UVブロック ミルキーフルイド(ポーラ)
SPF30/PA+++
50g
有名な美容ブロガー先生がおすすめしていることで、おそらく美肌マニアにはよく知られている日焼け止めです。紫外線散乱剤は酸化チタンを配合、水分たっぷりで専用クレンジングいらず。さらっとした着け心地、とやはり魅力的なポイントがいっぱいある日焼け止めだと思います。ちょっとお高いのが気になるけど、たっぷり50gなのでそこまでコスパは悪くないかも。POLAの公式サイトで買うとお得なキャンペーンをやってたりすることもあるので、まずはチェックしてみるといいかも!
日常使いにおすすめ(5)ユースキンS UVミルク(ユースキン)
SPF25/PA++
40g
ミッフィーが好きなので、つい気になって成分チェックしてみたら思いのほか良さそうだったやつ。使ってみたことはないです。クリームタイプだけど水分多めで、紫外線散乱剤は酸化チタンを配合。肌への刺激はほんと少なそうだし、ハンドクリームでおなじみのユースキンの製品なのでうるおい成分もたっぷり。ミッフィーもかわいい! そしてなによりコスパ最高だと思います。これなら気軽に買えるね。
お気に入りを見つけて日常生活の紫外線対策をがんばろう!
「日焼け止めって肌荒れするからあんまり好きじゃない」「落とすのが面倒……」なんて思ってると、ついつい日焼け止めを塗らずに済ませたくなりがちですよね。
でも、紫外線のダメージは着実に蓄積していって、肌を老化させるというんだからこわいじゃないですか! 肌にやさしくてストレスなく使えるお気に入りの日焼け止めを見つけて、日常生活の紫外線対策もしっかりとしていきたいですね。
