こんにちは、美肌クエスト案内人のマリーです。
「今よりもっとキレイな肌になりたいな」って思ったときのアプローチって、
- スキンケア(方法、アイテム)を見直す
- 生活習慣(食生活、睡眠など)を見直す
この2つのどちらかが多いですよね。
もちろん、スキンケアや生活習慣が美肌づくりに大切なのはわかるけど、なんかこうもっと、
みたいな、意外っていうか楽しげなアイデアがあってもいいんじゃないかなって、わりとよく思うんです。
例えば、そう「美肌になれる香り」とかね!
五感を使って肌にアプローチしていく感じ。女子っぽくない?
ちょっとワクワクするし。
そんなわけで今回のテーマは、「香りと美肌」です!
迷走しそうな気がしないでもないですが……、楽しんでいきましょー!
美肌になれる香り!? ローズやオレンジフラワーで肌が元気に!
そんなわけで早速、「肌がきれいになる香りとかあるのかなー?」と調べてみたところ、
おもしろい研究結果を発見!
「ローズ、オレンジフラワー、バイオレットなどの香りをかぐと、肌が元気になる」
というもの。詳しいしくみは、こういう感じみたい。
- ローズ、オレンジフラワー、バイオレットなど天然精油を含む香りをかぐと、脳から幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」が分泌される
- 脳で分泌されたオキシトシンは、血液を通じて肌に届き、真皮細胞と表皮細胞に働きかける
- オキシトシンの働きかけにより、真皮細胞と表皮細胞から成長因子(IGF-1)が分泌される
- オキシトシンが、肌の幹細胞の動きを活発にする
オキシトシンといえば、ハグやスキンシップで大量に分泌される幸せホルモンとして有名ですよね。「恋をするとキレイになる」と言われるのは、オキシトシンによる美肌効果も要因のひとつだったのかもしれないなー、なんて思いました。
ローズの香りには紫外線による肌ダメージをやわらげる働きも!
もうひとつ、ローズの香りの美肌作用については、日本アロマ環境協会のサイトにもおもしろい研究結果が掲載されていました。
こちらは、ローズオットー精油には、紫外線による細胞ダメージをやわらげる働きや、肌の弾力を高める働きがあるというものです。
ヒトの細胞にローズオットー精油を加えた状態と何も加えない状態で、紫外線による細胞ダメージを比較する実験をおこなったところ、ローズオットー精油の量が多くなるほど紫外線による細胞ダメージが少なくなったそうです。
また、ローズオットー精油を1%に希釈したホホバオイルを1日1回、4週間肌に使用したところ、ホホバオイルのみを使用した場合と比べて肌の弾力性がアップしたという結果も。サイトにはあまり詳しい内容が掲載されていませんでしたが、コラーゲン合成促進作用によるもののようです。
さらにメラニン産生抑制作用も認められたのだとか(こちらも詳細については記載なしでした)。
ちなみにローズの精油には二種類あって、水蒸気で蒸す「水蒸気蒸留法」で作られたものが「ローズオットー精油」、溶剤で溶かし出す「溶剤抽出法」で作られたものが「ローズアブソリュート精油」と呼ばれるそうです。

どうして香りが肌に作用するの?
鼻でかいだ香りが、どうして肌に働きかけるのでしょうか。
女性は感覚的な生き物だと言われるし、「いいにおいで気分がアガる! お肌もプルプル♪」みたいな、単純に気分的なものだとしてもまあ納得なんですけど、香りが身体にどんなふうに働きかけるのかを調べてみましたよ。
わたしたちが「におい」を感じるしくみ
鼻から吸い込んだ空気の中に含まれる「におい」の成分は、鼻腔の最上部にある「嗅上皮(きゅうじょうひ)」という粘膜に溶け込みます。嗅上皮の粘膜部分には、嗅細胞の先端部分である「嗅毛」という極細の毛が広がっていて、嗅毛には、においをキャッチするセンサー(嗅覚受容体)があるんです。
においセンサーである嗅毛がにおい成分をキャッチすると、その情報が嗅細胞から電気信号に変換されて脳へと伝えられ、ここで「におい(香り)」として感じられるのです。
脳で香りの信号を受け取るのは「大脳辺縁系」
さて、電気信号として伝えられた「においの情報」を受け取るのは、脳の「大脳辺縁系」です。
大脳辺縁系というのは、わたしたちの脳の中で、喜怒哀楽の感情や直感、短期的な記憶などを処理する部分、いわば脳の中で「本能」をつかさどる部分だと言えます。
大脳辺縁系の外側には、「大脳新皮質」と呼ばれる部分があります。こちらは言語や論理的思考など、「理性」をつかさどる部分です。
実は、五感の中で嗅覚だけが、大脳辺縁系へダイレクトに届けられる感覚なんです。ほかの感覚は、脳幹や大脳新皮質を経て大脳辺縁系へと届きます。
つまり、嗅覚以外の感覚は、まず理性で受け止めたのちに「好き」「苦手」などといった感情が生まれるのに対して、嗅覚は、理性よりも先に感情や記憶を刺激するというわけです。
香りがわたしたちにもたらすもの
大脳辺縁系に到達した電気信号は、さらに「視床下部」と呼ばれる部分へ届けられます。視床下部は、自律神経の働きをコントロールする部分です。
そして自律神経は、体温調整や呼吸、消化、ホルモン分泌、免疫などと深くかかわっています。
こうした身体を調整するさまざまな働きにも、香りは影響を与えるというわけです。いい香りをかいでリラックスしたりリフレッシュしたりするのは、香りが自律神経に働きかけるからなんですね。
まとめ:良い香りを美肌づくりに役立てたい!
ちょっとがんばっていろいろ難しいことを調べすぎて、自分でも消化しきれてない感ありますが、香りはわたしたちの身体にいろんな影響をもたらしてくれるということ、そしてその効果は肌にも及ぶというのは、それなりに根拠があるといえるんじゃないかなと思います。
難しいことはさておき、いいにおいがすると幸せな気分になるのは間違いないしね!
そして、幸せな気分でいることは、やっぱり肌を元気にしてくれるとわたしは思います。
美肌力&女子力アップへのアプローチの一つとして、良い香りもできるだけ生活に取り入れていきたいですね。
