マリーです。美肌クエストの1記事目をアップしたのが2018年8月1日。サイト公開からちょうど1か月経ちました。1か月記念ということで、今日は、ここまであえて手を出さずにきたボス級の強敵に挑んでみようかなと思います。
そのボスの名は……毛穴!
そう。毛穴です。毛穴! ひいい、強敵だー!
こいつ、めっちゃ強いんですよ……。
なんていうか、物理攻撃も魔法攻撃もダメージ通らなくて、どうやって倒したらいいか攻略法が見えない敵ってかんじ!
実際、いまだにわかんないんです、毛穴問題の攻略法。いや、理屈は一通り知ってるけど、腑に落ちてないんですよ。だから今まで書くのをためらってきたんです。
でも今日は書いてみようと思います。たまには現在進行形で迷ってることを書いてみるのもいいかなと思って。迷走するかもしれませんがよろしくお願いします。
毛穴は長年にわたって気になる肌悩みナンバーワン!
わたしの肌には尋常性乾癬という病気がありますが、この病気以外には肌トラブルとか肌悩みは少ないほうです。以前、異常な乾燥肌に悩んだことはあったけど、今は嘘みたいに治って乾燥が気になることもあんまりなくなりました。
もちろん忙しいときや季節の変化による影響などで、たまに肌トラブルが出ることもあるけど、だいたいは一時的な問題で、ケアすれば改善できることがほとんど。
……なのですが!
もう長いこと、問題として認識しているにもかかわらず、改善方法が見えてこない強敵がいるんです。そうです、それこそが「毛穴」の問題です。
毛穴の悩みにも「開き」とか「たるみ」とか人それぞれいろいろあると思いますが、わたしの一番の悩みは、小鼻の「黒ずみ」です。
ほんと、小鼻と鼻の先の下側、ようするに鼻の穴に沿ったラインの毛穴だけ、ポツポツと黒ずんだやつがいるんですよね! めちゃめちゃ目立つわけじゃないし、ぶっちゃけそこまで気にしてるわけでもないけど、まじまじと見るとやっぱ気になる。なんでここの毛穴だけ黒いのか! そして、なぜ一向にきれいにならないのか!
問題は「どうすれば黒ずみが治るのかわからない」こと
「なぜ一向にきれいにならないのか!」と書きましたが、きれいにならない理由については薄々わかっています。それは、
これです。そりゃそうだ、問題があって何もしなければ、ふつうに考えて自然と改善するはずはないですよね。
じゃあ、なぜ何もしないかというと、
うん。そう。わからないんです、正直。
わたしは10代のころからスキンケアには興味があったので、雑誌や本でスキンケア情報があると注目していましたが、当時の10代女子向けの雑誌でもすでに「毛穴パックとかで角栓を取るのは絶対ダメ!」っていうのが定説でした。
「毛穴に詰まっている角栓を無理に取ると、必要な角質まで取れてしまったり、肌に傷がついてしまったりで、皮脂の分泌がさらに増えて毛穴の状態が悪化するよー!」というのは、もういたるところで言われていて、毛穴が気になる女子としては、もう何百回聞かされたかわかりません。
「丁寧な保湿ケアを心がけて肌のターンオーバーとバリア機能を正常化していけば、毛穴の状態はだんだん良くなっていきます」
って、それは間違ってないのかもしれないけど、特に無理なケアをしなくても黒ずんでしまった場合、何もしなければ肌の状態は悪化もしないかもしれないけど、黒ずんだものは黒ずんだままなんですよ。ほんっとーに!
毛穴の黒ずみはなぜ起きるのか
攻略にはまずは敵を知ることからです。そもそも毛穴の黒ずみっていうのはなぜ起きるのか、自分の頭の中を整理するためにも、わたしが理解していることをまとめてみますね。
わたしたちが毛穴って呼んでいるのは「毛孔」っていう、毛が生えてくるための小さな孔です。毛孔の奥には、「毛包」っていう、毛根を包む袋状の組織があって、毛包の肌表面に近いところにくっついているのが「皮脂腺」。皮脂を分泌する組織です。
皮脂は本来やわらかな液状で、毛穴から肌表面へとにじみ出ていくものなのですが、なんらかの原因で毛穴の周りの角質層が硬く、厚くなってしまっていると、出口がふさがってうまく押し出されず、どんどん溜まってしまいます。
うまく押し出されずに毛穴の中に溜まった皮脂と、ターンオーバーによってはがれ落ちた毛穴の出口付近の角質がまざりあって固まってできるのが「角栓」です。
そしてこの角栓の表面が、空気などに触れて酸化することで黒っぽくなったものが、毛穴の「黒ずみ」です――っていうのが、わたしが長いこと信じてきた、毛穴詰まりと角栓や黒ずみが起こるメカニズムで、世の中的にもだいたいこれが定説だと思います。
無理な毛穴ケアは皮脂詰まりの悪循環を呼ぶ
ところでさっき、毛穴の詰まりが起こる理由として「なんらかの原因で毛穴の周りの角質層が硬く、厚くなってしまっていると」って書きましたが、角質が硬くなる原因というのは、だいたいが「外部からのダメージ」です。
摩擦や刺激、紫外線などのダメージを受けると、肌は補修のためにターンオーバーを促し、角質を厚くします。毛穴の周りの角質がダメージを受けて厚く硬くなってしまうことで、本来なら自然に肌表面に出てくるはずの皮脂が出られなくなって角栓の原因になるんですね。
毛穴パックなどで無理に角栓を取ってはいけないと言われるのは、まさにここに理由があります。無理に角栓を抜いたり押し出したりすると、毛穴の周りの角質がダメージを受け、硬くなってしまいます。角栓を取った直後はきれいになったとしても、すぐにまた詰まってしまいます。
肌に負担がかかるケアは、毛穴の状態をさらに悪化させてエンドレスな毛穴詰まりという悪循環に陥らせてしまうというわけです。
じゃあ、黒ずみ毛穴にはどう立ち向かえばいいのさ!
今書いてきたぐらいのところまでは、もう普通に淡々と説明できるぐらいには何度も何度も聞いてきました。そのあとに、「クレンジングと保湿を丁寧にして、肌の状態を良くしていきましょう。そのためにはこういうことに気を付けて……」みたいなことを書いて記事にすることもできると思うけど、美肌クエストでは、そういう記事にはしたくなかったんです。
だって、セオリーとして語られるようなやり方では、わたしの毛穴の黒ずみは、まったく改善してないわけですから。
そもそも、剥がすタイプの毛穴パックなんて、人生で一度もやったことないんですよ。
保湿ケアもそれなりにきちんとやってきてるんですよ。
ケアをしようとすれば悪化するし、ケアしなければ何も変わらない。
黒ずみ毛穴、強敵すぎるだろ……。
油脂系クレンジングオイルが黒ずみの救世主になるか!?
と、いろいろ調べていたところ、油脂系のクレンジングでパックするという毛穴ケアが、肌への負担が少なくて良いということを、かずのすけ先生のブログで知りました。
ちょうどそのころ、Amazonでアルガンビューティーのクレンジングオイルが安くなってたので買ってみてたんですよね。
それで、ちょっと前から試してみてます。やり方はこうです。
- 黒ずみ毛穴が気になるところに油脂系クレンジングを塗る。
- 5分ほど放置したのち、洗い流す。
以上! かんたーん!
マッサージなどはせずに、本当に優しく塗って流すだけ。
油脂っていうのは、植物性や動物性の、肌なじみの良い油です。AGBクレンジングオイルの場合は、コメヌカ油とアルガンオイルが使われてます。油脂は皮脂とよく似た性質のオイルなので、角栓の表面をやわらかくして除去するという考え方のようです。
オイルクレンジングって乾燥しやすいイメージだったけど、これは乾燥しないし、すごく肌にやさしく感じます。
というわけで油脂クレンジングパックの毛穴ケアをやり始めて、1週間ぐらい経ったのかな?
小鼻のざらつきはなくなった感じがします。黒ずみは、今のところ正直あんまり変わった感じがしません。むしろ周りがきれいになった分、黒さが目立ってるような気も……。
そもそもこの方法、角栓自体を溶かすわけではないので、数週間から数か月かけて徐々に効果が出るというものらしいので、そんなにすぐには変わらないですね。
詳しいやり方を知りたいという方は、↓をチェックしてみてください。
まとめ:黒ずみ毛穴との闘いは続くのです……!
そんなわけで、油脂クレンジングのパックについては、様子見つつしばらく気長に続けてみようかなと思ってます。
それから、そうだなあ。この毛穴の黒ずみの正体が酸化なのだとしたら、抗酸化を意識した食生活や生活習慣とかかな……。むしろ、酸化還元作用があるビタミンC誘導体とかどうだろうか、とかもちょっと思うから試してみようかなあ。
あとは、ワタシプラスのこの記事には、「鼻の黒ずみ毛穴の原因は角栓の中の産毛」説が書かれてて、「まじかよ!?」ってなってたりもします。いや、なんかこう、毛って言われると確かにしっくりくる感じもするんですよね。毛穴だから毛があってもそりゃおかしくないし、詰まってたら角栓の一部になるというのも、たしかにありうると思う。だとしたら実はレーザーが一番いいとかにならない? という気もしないでもないですけれども(それはたぶんやらない)。
とにかく、毛穴問題はまだまだわからないことだらけなわけです。ちょっとずつ改善の糸口を見つけていけたらいいなあ。
