美肌の知識

【牛・豚・鶏】美肌のために食べるお肉、おすすめはどれ?

バーベキューのグリルでお肉を焼いているところ

牛肉と豚肉と鶏肉だったら、どれが一番好き?
なんて、話題になることがありますよね。
わたしはどのお肉もそれぞれ好きなので、この質問をされると真剣に悩んでしまうことが多いんですけど。

うーん、あえてどれか一つ選ぶなら豚肉が好きかなあ。
やわらかくてジューシー、しかもビタミンたっぷり。
おいしいうえに美容にも良いイメージがあって個人的に大好きなお肉です。

でもでも、あっさりとしていろんな味付けに合ううえにカロリー低めな鶏肉も好きだし、ビーフシチューやステーキなどの牛肉料理はやっぱりごちそう感があって好き。

「好み」で訊かれると、食いしん坊なわたしは結局「ぜんぶ好き!」という結論になってしまうんですよね。

じゃあ、好みではなくて“美肌のため”という視点ならどのお肉がいい?という質問だとしたらどうでしょうか?

まじめに考えてみたんですが、これも牛・豚・鶏それぞれに良いところがあって選ぶのが難しいなーと思います。ほんと、どのお肉を選んでも肌にとって良い効果が期待できるんです。美肌のためにはお肉を食べるべきなんです!

というわけで今回は、牛肉と豚肉と鶏肉それぞれの美肌効果について書きたいと思います。

美肌のためにお肉を食べるべき理由

冒頭にも書きましたが、そもそも美肌のためには、積極的にお肉を食べるべきです。
牛・豚・鶏と分けて考える前に、肌のためにお肉を食べるべき理由を知っておきましょう。

身近にいる「お肉はあんまり好きじゃない」という人と「お肉大好きでよく食べる!」という人をちょっと思い浮かべてみてください。

明らかに「お肉大好き」な人のほうが、つややか美肌の持ち主ではないでしょうか?

「美肌を作る食べ物」というと、野菜やフルーツが思い浮かぶかもしれません。
たしかに、肌がきれいな人は、緑黄色野菜やフルーツを普段からたっぷりと食べているイメージがありますよね。

もちろん、野菜をたくさん食べることは肌にとって大切です。だけど、野菜やフルーツだけを食べていたのでは美肌にはなれません。

わたしたちの肌はたんぱく質でできています。すこやかで美しい肌を育てるためには、食事から良質なたんぱく質を摂ることが欠かせないんです。

家庭科の授業で習ったかと思いますが、たんぱく質っていうのはアミノ酸の組み合わせでできています。アミノ酸には20種類ありますが、そのうちの9種類は体内で作りだすことができないため、食事から摂らなければいけない「必須アミノ酸」です。

つまり、「良質なたんぱく質」というのは、「必須アミノ酸がバランス良く含まれているたんぱく質」のことです。アミノ酸含有量のバランスは「アミノ酸スコア」という指標で測られますが、牛肉・豚肉・鶏肉どれもアミノ酸スコアが100点満点なんですよ。

マリー
マリー
肌にとって大切な栄養を効率よく摂るために、お肉はとっても優秀な食べ物なんだよ!

牛・豚・鶏 それぞれの美肌効果を知ろう!

焼肉レストランでお肉を焼いているところ
美肌を作るために必要なアミノ酸を効率よく摂れるという意味では、牛肉、豚肉、鶏肉どれもが優秀だと言いました。

どれを食べても肌には良いのだから、基本的にその日の気分やお財布と相談して、好きなお肉を選べばいいんです。

ただ、たんぱく質以外に含まれる栄養素には違いがあります。それぞれのお肉にどんな美肌効果が期待できる栄養素が含まれているのかを知っておきましょう。

牛肉の美肌効果は「透明感アップ」

牛肉で特に注目すべき栄養素は「」です。牛肉にはヘム鉄という吸収されやすい鉄が豊富に含まれていて、不足しがちな鉄を補給するのにぴったりな食べ物なんです。

鉄は血液の中で酸素を運ぶ、赤血球の「ヘモグロビン」の主成分です。ヘモグロビンが少なくなると体内の酸素も足りなくなって貧血になってしまうんですが、貧血の中でも特に多いのが、鉄が不足することで起こる「鉄欠乏性貧血」です。女性には生理があることの影響もあって、鉄欠乏性貧血になりやすいんですよ。

血液中のヘモグロビンは酸素を運んでいるとき、鮮やかな赤色になります。ヘモグロビンが少なくなると、肌がくすんで顔色が悪く見えるようになってしまうんです。また、肌に充分な酸素が届けられなくなるため、乾燥や肌荒れなども起こりやすくなってしまいます。

マリー
マリー
牛肉を食べて鉄をしっかり補給すると、くすみのない透明感ある肌に近づけるんだよ!

また、牛肉にはビタミンEも含まれています。ビタミンEは血管を拡張して血流を良くする働きがあるので、この点でも肌のくすみを予防、改善して明るい肌にすることに役立ってくれるんです。

豚肉の美肌効果は「糖化を防ぐ」

豚肉にはビタミンB群、特に「ビタミンB1」が豊富に含まれています。
ビタミンB1は、体内で糖質を代謝するために欠かせない栄養素で、疲労回復に役立つことで知られています。

糖質は重要なエネルギー源ですが、ビタミンB1が不足するとうまくエネルギーに変換することができません。このためビタミンB1が足りないと疲れを感じやすくなってしまうんです。しかも、糖質が体内に過剰な状態になれば、肌の老化や黄ぐすみの原因となる「糖化」も起こりやすくなってしまいます。

肌を糖化させないためには、甘いものや炭水化物の摂りすぎに気をつけるのも大切ですが、ビタミンB1をしっかり摂って糖をきちんと代謝することも大事なんです。

マリー
マリー
ビタミンB1には睡眠の質を良くする働きもあるから、その点でも美肌を育てる効果が期待できるね!

鶏肉の美肌効果は「肌荒れ予防・改善」

鶏肉の栄養素で注目したいのは、「ビタミンA(レチノール)」の豊富さです。ビタミンAは牛肉や豚肉にも含まれていますが、鶏肉がダントツに含有量が多いです。

ビタミンAは皮膚や粘膜を正常に保つために欠かせない栄養素で、不足すると肌が乾燥し、バリア機能の低下につながることが知られています。肌荒れ防止のために、きちんと摂る必要がある栄養素なのです。

鶏肉は良質なたんぱく質を摂れるうえに、牛肉や豚肉と比べて低カロリーなので、カロリーが気になる人でも食事に取り入れやすいのがうれしいですね。

マリー
マリー
ただし、鶏肉でも皮はカロリーが高いのでダイエット中の人は気をつけてね!

まとめ:お肉を上手に選んで食べて美肌になろう!

牛肉と豚肉と鶏肉、それぞれに期待できる美肌効果をご紹介しました。

最近ちょっと顔色が悪い気がするから牛肉を食べよう
肌荒れしてるから鶏肉にしようかな

みたいな感じで、肌の調子に合わせてどのお肉を食べるか選んでみるのも良いと思います。

お肉はカロリーが高くて脂質が多いイメージがあるから、女性にはお肉を敬遠する人も多いですね。でも、すこやかで美しい肌を育てるためには、適度にお肉を食べて良質なたんぱく質を補給することが大切です。

それに、お肉に含まれる脂肪酸の「オレイン酸」や「パルミチン酸」は、皮脂に多く含まれる成分。肌をしっとりとうるおったやわらかな状態に保ってくれる働きがあるんですよ。

もちろん、お肉にばっかり偏った食生活は問題ですが、バランス良くお肉を食事に取り入れることは美肌につながります。おいしくお肉を食べて美肌を育てていきましょう!

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