美肌クエスト案内人のマリーです。台風シーズン到来で、このごろは雨の降る日が多いですね。この記事を書いている今も、外は雨が降っています。
わたしは普段こうやって文章を書いたりしているときに、なにげなく自分の腕や脚の肌に触れて感触を確かめてみるクセがあるんですが、この時期の雨の日の肌って、すごくやわらかくてスベスベして気持ちいいなと感じることが多い気がします。みなさんはどうでしょうか?
雨の日は外の湿度が高くなるものです。湿度が高いと肌から水分が蒸発しにくいので、肌がうるおった状態をキープしやすいんですよね。
しかし、これからもっと寒い季節になれば、湿度はグッと低下して肌も乾燥しやすくなってきます。うるおい美肌をキープするために、肌にとって理想的な湿度について知っておきましょう!
2017年美肌県グランプリは富山! 湿度の高さも要因
ポーラが毎年発表している「美肌県グランプリ」ってご存知ですか? 累計1,700万件を超える“肌のビッグデータ”をもとに都道府県ごとにランキング化して発表するものです。
2017年のグランプリに輝いたのは、富山県。わたしの出身地なのでうれしくなっちゃいました。まあ、富山に住んでいたのは20年以上前なので、今のわたし自身の肌の状態にはあんまり関係なさそうですけどね。
ポーラの考察では、「日照時間の短さ」「降水量の多さ(湿度の高さ)」「睡眠時間の長さ」が、富山県のグランプリ要因ではないかとのこと。
たしかに、富山って湿度高かったなぁと思い出します。日本海側なので冬になると雪が降るんですが、あのあたりの雪は水分がとても多いんですよね。冬でも空気が乾燥するという印象があんまりなくて、むしろじめっとして寒い。エアコンじゃ寒いから石油ストーブを使ってることが多くて、部屋の中もそこまで乾燥していなかったと思います。
大学進学で関東に出てきて、冬のからっからに乾いた空気にびっくりしました。富山の冬は、どんより曇った空から雪が降り続けているのがデフォだったので。
よく晴れた冬の日に、
って太平洋側出身の友達に何気なく言ったら、
って返されて、そうなのか! って衝撃受けたのをおぼえてます。
東京で過ごしている今は、
と感じているので、冬に空気があまり乾燥しないというだけでも、美肌要因としてかなり大きいだろうなと感じます。
美肌を作る理想的な湿度ってどのぐらい?
肌にとって理想的な湿度は、60%と言われています。
空気が乾燥した環境では、肌表面から水分が蒸発しやすいため、肌の乾燥が進みます。例えば、航空機の機内湿度は一般的に10~20%です。長時間のフライトで肌の乾燥を感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
では、湿度が高ければ高いほうが肌に良いのかというと、そうではないんです。カビや雑菌は、湿度が高い環境を好みます。湿度が60%を上回ると繁殖が急激に進むと言われています。カビや雑菌は肌荒れを引き起こす原因となるため、湿度が高すぎるのも肌には良くないんです。
厚生労働省の「インフルエンザQ&A」によれば、気道粘膜の防御機能の低下を避けるための適切な湿度は50~60%とされています。美容という観点では、この上限の60%を目安にするという考え方で良さそうです。
美肌のために部屋の湿度チェックをしよう!
美肌のために理想的な湿度は60%と言われても、ピンと来ないという方も多いのではないでしょうか。湿度の感じ方は気温によっても変わってくるので、自分の感覚に頼った湿度管理は難しそうです。
湿度計でチェックしつつ、乾燥していたら加湿、湿度が上がりすぎていたら除湿。肌にとって理想的な湿度をなるべくキープすることを心がければ、きっと肌も喜ぶはず!
湿度チェックできるスマホアプリ
湿度計を買おうかなと検索してみたら、「湿度計 アプリ」とサジェストされるじゃないですか。そっか、最近は温度や湿度もスマホでチェックできるんですね。わたしはAndroidユーザーなので、Android用を調べてみたところ「デジタル温度計」というアプリがシンプルで使いやすそう!
このアプリは、スマホの内蔵センサーを利用してその場の温度と湿度を計測して表示する仕組みのようです。内蔵センサーがない場合には、GPSで取得した現在地の気温、湿度を表示することができるみたいですが、今回のわたしの目的は室内の湿度を測ることなので、内蔵センサーがなければ残念ながら使えないということになります。
ところでみなさん、自分のスマホに温度センサーや湿度センサーが内蔵されているかどうかなんて知ってますか? わたしは知らなかったです。わたしが今使っているスマホは、シャープのAQUOS sense lite SH-M05というSIMフリー端末です。「内蔵センサー11種」というアプリがあったので、インストールしてチェックしてみることに。
すると、「温度計センサーなし・湿度計センサーなし」という結果に……。そうですよね。あったらホーム画面とかにデフォで表示されてたりしそうだよなってなんとなく思ってはいたんですよね。ええ。
100均で温湿度計Get!
残念ながらわたしはスマホでの湿度チェックが無理だったので、とりあえず手頃な湿度計を買おうかなと近所のダイソーをのぞいてみたら、ありましたよ。最近ではちょっとした日用品はもう、100均でほとんどなんでも揃っちゃいますよねぇ。便利!

パッケージ裏に「この商品は目安計です。※実際の温度や湿度と多少の誤差が生じる場合があります」と明記されているので、あまり精度は高くないと思いますが、とりあえずだいたいの湿度を把握するならこれでも十分かなと思って購入。ちなみにこれは置き型の温湿度計ですが、湿度計のみなら置き・掛けに対応した2WAYタイプもありましたよ。
さっそく部屋に設置してみたところ、最近の我が家の湿度はちょうど60%前後をキープしていることがわかりました。冒頭に書いたこのごろ感じる自分の肌のなめらかさは、自宅の湿度環境の良さのおかげだったのかもしれません。
まとめ:肌が喜ぶ湿度をキープして美肌を目指すべし!
これまで「乾燥は肌に良くない」とはわかっていても、あんまり湿度を意識してみたことがありませんでした。
でも、温湿度計を部屋に置いてみたら、チェックするのが楽しくてちょいちょい見るようになりました。肌での感じ方はそこまで変わらなくても意外と湿度50%より低くなっていることもあるし、逆に雨の日なんかは70%近くなっていることもあります。
これから冬になって、エアコンで暖房するようになると部屋の中もすごく乾燥しやすくなるはず。湿度計をこまめにチェックしながら、加湿対策をしっかりとやっていきたいなと思ってます。
室内での乾燥対策については、「オフィスでの肌の乾燥対策に、そろそろ本気で取り組みたい!」という記事にいろいろ書いてみたので、そちらも参考にしてみてくださいね。本格的な乾燥シーズンに向けて、保湿ケアをがんばっていきましょうね。

