美肌ライフ

豆乳は肌にいいってホント? 毎日朝晩飲み続けた結果……!

ガラスボトルに入った豆乳

「お肌にいい」と言われている食べ物や飲み物って、いろいろありますよね。
いろいろな栄養素をバランス良く摂るのがいいのはもちろんわかっているけど、やっぱり、「これが肌にいい!」って言われたら試してみたくなるのがオンナゴコロ。
そうやってあれこれ試してみた中で、肌への効果をすごーく実感したもののひとつが「豆乳」なんです。
今回は、豆乳に期待できる美肌効果についてお伝えします。

豆乳を毎日飲んで、お肌が絶好調になった話

もう何年も前の話なんですけど、わたしは毎日朝晩の食事に豆乳スープを飲む生活をしてみたことがあります。

なんでそんなことしようと思ったんだったか憶えてないんですけど、当時は今よりもっと美容に対して貪欲だったというか、攻めの姿勢だったんですよね。肌に良さそうなことはなんでも試してみたいオトシゴロで、どこかで「豆乳が肌にいい」って聞きつけて試したかったんだと思います。

毎日朝晩、なんなら休日は昼も、豆乳を飲み続けた結果、お肌の調子は明らかに良くなりました。

しっとり、もちもち!

明らかにうるおってるし、ついつい自分でほっぺを触りたくなるなめらかさ。

マリー
マリー
豆乳すごい!!!!

って思いましたね。マジで!

でもね、豆乳を毎日たくさん飲む生活を続けてしばらく経った頃、生理がやってきたんです。そこで異変を感じたわけです。

「な、なんか血の量がめっちゃ多い……!!」

経血の量が、いつもの生理の時より、ずっと増えてたんです。生理痛とかは全然なくて、量が多いだけでむしろいつもより楽なぐらいに感じたんですけどね。

気になって調べてみたら、豆乳で生理に影響が出る人は少なくないということを知りました。それで、「あんまりたくさん飲むのはヤバイかも……」と思って、朝1杯だけ飲むことに変えました。

マリー
マリー
生理に影響が出るのは困るけど、豆乳が明らかに影響をもたらすのだということを確信した出来事だったよ。

豆乳が肌にいいのは「大豆イソフラボン」の効果

肌の状態が絶好調になったことと、生理に影響が出たこと、どちらも豆乳に含まれる「大豆イソフラボン」の働きによるものだと思います。

大豆イソフラボンは、大豆に多く含まれるフラボノイドの一種です。女性ホルモンの一つ「エストロゲン」と構造が似ていることから、「植物エストロゲン」と呼ばれることもあります。

そしてこのエストロゲンは「美人ホルモン」と呼ばれるぐらい、女性の美しさに影響をもたらすホルモンなんです。

2種類の女性ホルモン

エストロゲン(卵胞ホルモン)
生理が終わってから排卵までの間に分泌が増える女性ホルモン。肌や髪にうるおいやツヤをもたらしたり、女性らしい丸みを帯びた身体を作ったりする働きがあります。

プロゲステロン(黄体ホルモン)
排卵から生理までの間に分泌が増える女性ホルモン。妊娠に備えて体温を上げたり身体に水分を貯めこんだりする働きがあります。

エストロゲンには、真皮のコラーゲンやヒアルロン酸を増やす働きがあります。肌にハリやうるおい、ツヤをもたらしてくれるのです。

大豆イソフラボンは化学構造がエストロゲンと似ているため、体内でエストロゲン受容体と結合してエストロゲンと似た働きをすることがわかっています。

マリー
マリー
豆乳をたくさん飲むことで肌が絶好調になったのも、生理に影響があったのも、本来のエストロゲンに疑似エストロゲンである大豆イソフラボンが加わってブーストしたからだったんだね。

豆乳を飲むことで身体に悪影響はある?

日本人はもともと大豆や大豆製品をよく食べるし、例えば毎日豆乳を1杯飲むぐらいは、問題ないどころか、むしろ良いことのほうが多いと思います。

そうは言っても、「エストロゲンに似た働きをする」なんて言われると、なんか影響があるんじゃないか心配になってしまう人もいるかもしれませんね。だってエストロゲンは、美人ホルモンと呼ばれる一方で、乳がんの発生を促すと言われるホルモンでもあるんですから。

でも、乳がんのリスクについては、大豆イソフラボンを摂ることでむしろ低下するということが近年の研究でわかってきました。国立がん研究センターのコホート研究によると、大豆イソフラボンをあまり食べない人に比べ、たくさん食べる人のほうが乳がんになりにくいことがわかったのです。

大豆イソフラボンがエストロゲン受容体と結合することで、エストロゲンの働きを邪魔するためではないかと考えられています。

ところで豆乳ってどうやって作られているの?

豆乳が身体にもたらす効果や影響についてあれこれ書いてきて、「今さら?」って感じもしますが、豆乳ってどうやって作っているか知っていますか?

豆乳は大豆から作られます。水にひたしてやわらかくした大豆をすりつぶし、さらに水を加えて煮込んで、布でこしてできる液体が豆乳です。

マリー
マリー
ちなみに、布でこしたときに残る繊維質が「おから」だよ!

お店に売られている豆乳は、JAS規格で3種類に分類されています。

無調整豆乳
大豆と水だけで作られた、絞ったままの豆乳です。

調製豆乳
塩や砂糖などを加えて飲みやすくした豆乳です。

豆乳飲料
果汁やフレーバーを加えて味付けした豆乳です。

大豆イソフラボンをはじめ、たんぱく質やサポニン、レシチンなどといった大豆に含まれる栄養素は、無調整豆乳に最も多く含まれていて、調製豆乳、豆乳飲料と順に少なくなります。

一方、カロリーや塩分は無調整豆乳が最も低く、調製豆乳、豆乳飲料と順に高くなります。

美容のことを考えて飲むのであれば、無調整豆乳が一番おすすめです。

無調整豆乳をおいしくいただく秘訣

無調整豆乳がいいとは言っても、独特の苦みや青臭さが苦手という人も多いかもしれませんね。

わたしも昔、無調整豆乳を飲み始めた頃は、どうやって飲めばおいしく飲めるか、いろいろ試してみました。そして結論として、「無調整豆乳に甘い味付けは合わない」と確信しました。

だって、豆腐にチョコとかイチゴとか合わないじゃん! 最近はマスカルポーネみたいな顔して、「フルーツソースやはちみつも合いますぜ!」みたいなノリの豆腐もあるけど、あれ微妙じゃない?

豆腐に合うのはやっぱりお出汁です!
だから無調整豆乳も、お出汁やおしょうゆ、塩で軽く味付けしてスープとかにするのが一番おいしくいただけると思ってます。
マリーは、大きめのマグカップにカップスープの素と豆乳を入れて、レンジで温めて簡単スープをよく作ってました。水で作るときよりも豆乳の量を少し多めにするのがコツです。

ちなみに、最近のめちゃめちゃお気に入りの豆乳レシピはこちらです。

マリー
マリー
豆乳と豆腐の最強イソフラボンコンビを、おいしくいただける神レシピです。ほんとに簡単だし、朝食とかにもぴったりだと思います。ぜひお試しあれ!

まとめ:美肌作りに豆乳を役立てよう!

肌にうるおいやハリをもたらしてくれるばかりか、乳がんの予防効果まで期待できてしまう豆乳。しかも、たんぱく質やサポニン、レシチン、ビタミン、ミネラル、オリゴ糖、オメガ3などなど、美容に良い栄養素もたっぷり含まれています。

過剰に摂るのはホルモンバランスに影響するからダメだけど、適量を毎日の食事に上手に取り入れれば、きっと美肌作りに役立ってくれると思います。試してみてはいかがでしょうか。

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