こんにちは、美肌クエスト案内人のマリーです。
わたしが肌の美しさを探求する中で、特に大切に考えているのが「透明感」です。
光をたくさん反射させて、内側から輝くような澄んだ印象の肌。わたしが理想とするのはそんな肌で、だから透明感が失われるような要因はできるだけ避けていきたいなあと思うわけです。
透明感がなくなる原因としては、例えば肌のキメの乱れだったり、くすみやごわつきだったり、シミやそばかすだったり、まあいろいろあります。そんな中で、見落としがちなのが「うぶ毛の影響」です。
うぶ毛は1本1本は細くて存在感少ないけど、黒い色素を持っている毛なので、うぶ毛に覆われている部分の肌は顔色がワントーン暗くなってしまいます。
うぶ毛……顔にはそんなに生えないんだけど、鼻の下というか口の端の上側だけは、気が付くとわりと伸びてフワフワしてるときがあるんですよね！ ちょっとしたヒゲじゃん！ 肌の透明感とか以前に女子として大問題！
そんなわけで今回のテーマは顔そりです。口まわりのうぶ毛の剃り方について書きたいと思います。
口まわりのうぶ毛、肌への負担が少ない処理方法は？
ちょっとしたムダ毛の処理といえば、とりあえずやりたくなるのが毛抜きで抜く方法ですね。
わたしは以前、アナスタシアのサロンにけっこう長い間、定期的に通ってました。テンプレ眉以外の部分のワックス脱毛を繰り返していたからか、眉間や眉下、眉上の残したくない部分の眉毛って、あんまり生えてこなくて少ないんです。たまに生えてきたら毛抜きで抜くぐらい。眉毛は太いし、毛抜きで抜きやすいですよね。
しかし口まわりに生えてくるふわっふわしたうぶ毛は、毛抜きはダメです。細いから切れたりしてうまく抜けなかったりするし、一本一本は細いけど、生えてるところは結構本数多いし、毛抜きだと肌へのダメージが大きそう。
では光やレーザーの脱毛はどうでしょうか。わたしは昔ワキやひざ下の脱毛はやったけど、当時はそもそもうぶ毛の脱毛は難しいって言われてました。今はうぶ毛に対応している脱毛方法もいろいろあるみたいですけど、やっぱりなかなか完全にはなくならないという声を聞くことが多いですね。「めっちゃ顔のうぶ毛多くて気になる！」という人は検討してみるのもありだと思います。しかしとりあえず時間がかかるものなので「まさに今、気になる！」っていうとき、すぐに脱毛でなんとかするというわけにはいきません。
そう考えると、即効性あるのはやっぱり「顔そり」です。美容室ではかみそりを使った顔そりをやってはいけないので、顔そりをしてもらえるのは理容室、つまり床屋さんということになります。このごろは女性の顔そり専門のサロンも多いみたいですね。あとはブライダルエステでしょうか。そういう一世一代のとき（？）はお金かけて、顔だけといわず背中から腕から全身、プロにつるつるにしてもらえばいいと思う！ うん。
プロに剃ってもらうのももちろん良いですが、さっきも書いたけどわたし自身はそこまで顔のうぶ毛多いほうじゃないので、口まわりだけ自分でサッとなんとかしたいんですよね。
ちなみに、「ムダ毛を剃ると濃くなる」と言われることがありますが、これは嘘です。かみそりで剃ると肌の表面に沿ってカットすることになるから、断面の面積が広くなって、伸びてきたときに濃くなったように見えるんです。毛穴の数は変わったりしません。当たり前だけど。
顔そりの頻度やタイミング、かみそり選びはどうする？
わたしたちの全身の毛には、成長期、退行期、休止期という3つの段階があって、一定の周期で発毛し、成長して抜け落ちていくまで繰り返しています。この繰り返しは毛周期（ヘアサイクル）と呼ばれていて、毛の生えている部位によって周期の長さはまちまちです。例えば頭髪なら5年前後とされています。
では、顔のうぶ毛の毛周期はどのぐらいかと調べてみると、だいたい20日から1か月前後と考えられているようです。そう考えると、1か月に一度ぐらいを目安に顔そりをすれば良さそうかなと思います。あんまり頻繁にやると肌へのダメージが大きくなりますしね。
肌の状態は生理周期に合わせて変化するので、1か月に一度を目安にするなら、生理周期と合わせて考えるのがおすすめです。排卵後から生理前は肌荒れしやすい時期なのでこの時期は避けて、生理が終わった後、排卵までの間の肌が元気な時期に顔そりも済ませちゃうと良いですね。
かみそりで口まわりを剃ると、どうしても多少はうぶ毛と一緒に角質層の表面も削り取られてしまいます。つまり、顔そりを済ませた直後は、肌のバリア機能が低下している状態。紫外線や外気などの刺激を受けやすいお出かけ前ではなく、夜のお手入れとして顔そりをするのがおすすめです。
顔そりに使うかみそりは、どんなものが良いのかなんですけど、手軽さと清潔さを考えるならシンプルな使い捨てかみそりが良い気がします。口の端はけっこう立体的なので、小回りが利くI字型が使いやすいと感じます。女性の顔そり用のやつね。わたしはシックプレミアの敏感肌用っていうのをよく使ってます。
顔専用の電動シェーバーも、安全性や肌へのやさしさという点では良さそう。今はすごく安いので、気に入ったのが見つかれば使い捨てよりコスパ良いしありかもしれませんね。
口まわりのうぶ毛、剃り方のポイント！
では、口まわりのうぶ毛の剃り方を、手順に沿って説明していきます。
STEP1：クレンジング、洗顔する
あらかじめクレンジングと洗顔をして、化粧や肌の汚れを落としておきましょう。肌の表面をかみそりで削ることになるので、化粧や汚れが付いたままだと肌荒れの原因になりかねません。
STEP2：スチーマーや蒸しタオル、入浴などで肌を柔らかくしておく
剃る前にスチーマーなどで肌を肌をやわらかくなめらかな状態にしておきましょう。お風呂あがりにやるのが楽でいいかな。肌がやわらかくなっているとスムーズに剃りやすく、かみそりによる肌への負担が少なくなります。
ちなみに、「毛穴を開いて毛を立ちあがらせておく」みたく書いてあるところも結構ありましたが、普通に考えて毛穴が開いたら毛の立ちあがりは悪くなりそうじゃない？ と思うんですがどうなのかな。男性用のプレシェーブローションに収れん作用あるのが多いのは、毛穴を引き締めてヒゲの立ちあがりを良くするという狙いがあるって聞いたことあるしなぁ。顔そりの前に肌を温めて保湿するのは、あくまでも「肌をやわらかくしておく」のが目的で、うぶ毛を立ち上がらせる働きはあんまりない気がします……たぶん。
STEP3：口まわりに乳液、クリーム、ジェルなどを塗る
うぶ毛はもともとやわらかいので、男性のヒゲ剃り用のソープみたいに、毛をやわらかくするような専用のものではなくても良いかと思います。肌を保護しつつ、すべりを良くするのが目的なので、ふだんのスキンケアに使用している乳液やジェルなどでOKです。毛の流れに逆らう向きで塗るようにすると、うぶ毛に立ち上がりがついて剃りやすくなります。
STEP4：うぶ毛の流れに沿って剃る
剃るときは、うぶ毛が生えている流れに沿ってかみそりを動かして剃ります。かみそりを持っていない方の手で、毛の流れと逆方向に向けて軽く肌を引き上げるようにしつつ剃るときれいに剃れます。つい同じところを何度か繰り返し剃りたくなるけど、なるべく1か所は一度で剃るのが、肌への負担を少なくするコツです。
STEP5：ふき取りまたは洗顔後、冷却と保湿ケア
一通り剃り終わったら、ティッシュやコットンでふき取るか、洗顔します。かみそりを当てた部分は、少なからず角質も削り取られているので、軽く冷やした後、化粧水と乳液などでしっかりとうるおいを補給しましょう。
まとめ：うぶ毛剃りで手軽に肌の透明感アップ！
うぶ毛剃りって言っても、わたしはほんと口まわりぐらいなんですけど、それでもやっぱり剃った後は肌が明るくなるし、口元もシュッとする気がします。かみそりで剃るのは、肌への負担がちょっと気になるところですけど、1か月に一度、肌の調子が良いときにやる程度であれば、それほど心配いらないと思います。
「なんか透明感なくなってきたなー」と感じたときは、うぶ毛を放置してないかチェックしてみるといいかもしれませんよ。
