みなさん、「酸素カプセル」って入ったことありますか?
10年ぐらい前に流行りましたよね。流行ってたのかな? 出てきた当時より、最近のほうが身近にいろんなお店に置いてあるのを見かける気もします。
この前、それこそ10年ぶりぐらいに酸素カプセルに入ってきたんですよ。ちょっとした時間つぶしだったんですけど、美肌にもいいって言うし、まあ入っとくか! ぐらいなノリで。
割と身近になった印象はあるものの、あんまり「入ったことあるよ!」っていう人が身近にいないイメージなので、今回は酸素カプセルについてちょっと書いてみたいと思います。
酸素カプセルとわたし
最初にも書いたけど、酸素カプセルっていうやつは10年ぐらい前に流行ったというか、話題になった印象があります。
Wikipediaによると、ベッカムが酸素カプセルでケガを短期間で治したって話題になったのは2002年のことみたいなのでもっと前ですが、日本でブームになったのは2006年から2007年にかけてって書いてますね。11~12年前かー。
その当時わたしは、ソフトダーツという遊びにハマってました。どのぐらいハマってたかというと、仕事終わりに毎晩ダーツバーに行って、日付が変わるぐらいまで投げ続けるような感じです。
当時は「店員さんよりもよくお店にいる人」「ダーツばか娘」って言われてたし、プロテスト(Ladies D-CROWN)の実技に一発合格しちゃうぐらいにはダーツやりこんでました。狭い世界なのであんまりいろいろ書くとわかる人にはすぐわかっちゃいそうですけど。
ダーツってお酒飲みながらの夜遊びでありつつ、同じ動作を繰り返すスポーツ的な要素もあって、しかもあの動きって日常生活ではあまりしない動きなので、プロプレイヤーでも故障しちゃう人がかなり多いんです。
「いわんや素人プレイヤーをや」ですよ!
わたしも例にもれず、背中の肩甲骨まわりとか手首とかすごく痛くなって、痛すぎてテンション下がって投げられなくなるぐらいなことがちょいちょいありました。
ダーツバーっていうのは、ダーツやお酒、夜遊びが好きないろんな人が集まる社交場です。当時、ダーツバーで知り合った人に、
って話してみたら、「酸素カプセルいいよ!」っておすすめされたんですよね。その人はダーツ以外に趣味で格闘技とかやってる人で、ケガしたときに酸素カプセルに通ってかなり短期間で治ったという経験を聞かせてくれまして。
わたしは素直なので、行ってみよ! って思って行ったんでした。当時は酸素カプセルの置いてあるサロンとか今ほど多くなくて、料金も今の相場よりは少し高かったんじゃないかなーと記憶してます。
で、まあ当時入ってみた感想としては、1回か2回で劇的に何かが変わるわけではなく、
ぐらいな微妙な感じ。例えばいいエステとか行ったら、1回で目に見えて変わることがわかるわけで、そういうのと比べたら満足度はそこまで高くなくて、でもまあ「悪くもないかな」みたいな印象だったのを覚えてます。
そもそも酸素カプセルとは? 美肌効果はあるのか
そもそも酸素カプセルとはどういう仕組みと理論のものなのか。調べてみても、正直あんまり正確なところがわかんないんですよね。
本来は医療として「高気圧酸素治療」というものがあって、それは2気圧以上、1時間以上酸素の吸入をする治療のことを言うそうです。
血液中の酸素には、赤血球内のヘモグロビンと結合している「結合型酸素」と、血漿に溶け込んでいる「溶解型酸素」というのがあって、気圧を高めることによって溶解型酸素の量を増やすことができるそうです。
医療目的以外の、一般的なサロンとかにある「酸素カプセル」は、1.3気圧ぐらいが上限で、医療目的のものと比べると効果はかなりゆるやかになるそう。
それでも、通常よりたくさんの酸素を全身に届けられるので、疲労回復や傷や痛みなどの回復、そして美容・ダイエット効果などが期待できると言われています。
肌への効果を考えると、しっかりと酸素を届けられることから、くすみやクマの改善と、ターンオーバーの促進といったところではないかと思います。肌に酸素を届ける血管は毛細血管なので、溶解型酸素が増える恩恵は大きそうな印象がありますね。
10年ぶりの酸素カプセル体験!
10年ぐらい前に2回ぐらい酸素カプセル入って以来、そもそも存在を忘れていたわたしですが、先日、10年ぶりに入ってきました。
いや、彼氏さんがお疲れで、「もみほぐし行かない?」って誘ってくれたんですけど、マッサージとかってわたしは、合わない人にされるとかえって具合悪くなる印象があって。
「うーん……」って言ってたら、「酸素カプセルもあるよ」って言うから、「あ、じゃあそれやろうかな!」って久しぶりに体験してみることにしたんでした。
60分2000円ぐらいのコース。着替えは希望すればできたけど、わたしはラフな格好だったのでそのままで入ることにしました。
先にトイレを済ませていざカプセルへ。カプセルの中は人が一人横になれる空間。そこまで窮屈ではなくて、手足はゆったり伸ばせるし寝がえりも打てます。
窓がついてるけど、上には軽くタオルとか掛けてくれるので、入ってるときは外からの視線を気にせずのんびりできます。ライトがあるので灯しておけば中で読書したりスマホ見たりもできると思います。風向きとかも自分で調節できるようになってました。
わたしは寝る気まんまんだったので何も持ち込まず、耳抜き用の飴をふたつもらって、ブランケット代わりのタオルをかけてもらってスタート。
気圧はどのぐらいがいいのかわからなかったので(10年前に行ったときは気圧のことなんて聞かれた記憶ないんだよなー)、「中ぐらい」と言ったら、1.2気圧に設定してくれました。
カプセルの扉が閉まると、いきなり気圧が急上昇し始めます。これ、耳抜きが苦手な人には結構つらいかもしれないですね。わたしは耳抜きは得意なほうだし、唾液を出やすくするために飴ももらっていたので特に問題なし。ただ、もらった飴がめちゃ大きくて、
って感じだったので、飴舐め終わるまで横向きになってました。
飴を舐め終わるのと前後して、気圧も上がりきって落ち着いた状態に。気圧が高くて密室だからか、自分の呼吸の音が低く響く感じがおもしろいです。
寝る気まんまんだったんですけど、なんだかあまり眠れずに頭にいろんなことが浮かんできて、いろいろアイデアが思い浮かびました。ブログに書きたいネタも3つぐらい思い浮かびましたよ、まじで。
身体の変化は、正直その時間で何かが目に見えて変わるとかはないですが、軽く手足の曲げのばしとかはしてみました。以前聞いた話だと、酸素カプセルに入った後にマッサージを受けたりストレッチしたりするとかなり効果的なんだそうですよ。
終了の数分前になると、アラーム音が鳴って、気圧が下がり始めます。気圧のメーター表示もカプセル内についてるので目で確認できます。
そして1気圧に戻ったところで終了。外から扉を開けてもらってカプセルを出ました。
酸素カプセルがなんなのかはやっぱりわからない……けど!
そんなわけで10年ぶりぐらいに酸素カプセル入ったけど、やっぱりすっきりしたと言えばすっきりしたし、でもまあ、普通に横になってリラックスするだけでもすっきりはするだろうしなー、よくわからないよなーというのが正直なところ。
でもでも、さっきも書いたとおり、入ってるときはめっちゃ頭が冴えていろんなアイデアが浮かんだのが印象的でした。脳にも酸素がたくさん供給されて働きがよくなったのかもしれないですね。わかんないけど。
そんなわけで、久々の酸素カプセル体験のお話でした! 次はまた10年後ぐらいかもしれないな!
