こんにちは、マリーです。Twitterのフォロワーさんから、目の下のクマについてご質問をいただいたので、今日はクマについて書いてみようと思います。
そのフォロワーさんは男性なんですけど、リアルでもクマが目立つ人って男性が多いなっていう印象があります。コンシーラーとかでカバーできない分、男性のほうがクマが目立ちやすいのかもしれないですね。
さて、クマの種類は大きく分けて3種類あります。その見分け方と、それぞれの原因や改善方法についてご説明します。
クマには青クマ、茶クマ、黒クマの3種類がある
目のクマというと、「睡眠不足が続いたりしたときに目の下が青黒くなるもの」という印象が強いですが、実際には睡眠不足だけが原因というわけではありません。
どんなにたっぷり睡眠をとっても、なんとなく目の下の肌がくすんで見える、黒っぽく影のように見える、なんていう人も多いです。
目の下の肌が暗く見えたりくすんで見えたりする現象は、すべて「クマ」と一括りにされやすいんですが、なぜその部分が暗く見えるのか、目の下の肌に何が起こっているのかというのは、人によっていろいろなパターンがあるんです。
起きている現象によって、クマは大きく「青クマ」「茶クマ」「黒クマ」の3種類に分けられます。
青クマ
目の周りの血流が滞り、濁った血液が目の下の薄い皮膚を通して青黒く見えている状態。
茶クマ
目の下の皮膚にメラニンが蓄積し、うまく排出されずシミのように茶色っぽく色素沈着を起こしている状態。
黒クマ
下まぶたにたるみが起こることで、目の下に影が落ちて黒っぽく見えている状態。
3種類のクマの原因と見分け方
青クマの原因と見分け方
青クマは、血行不良が原因で起こるクマです。
血液は酸素を運んでいるときには鮮やかな赤色ですが、酸素を運び終えて戻るときには暗い赤色になります。血行不良というのは、酸素を運び終えて戻るべき血液が滞った状態。目の下は特に皮膚が薄いため透けて見えやすく、青黒く見えてしまうんです。
- 睡眠不足
- 長時間のPC作業などによる目の疲れ
- 運動不足
- 冷え
青クマの見分け方
青クマは肌自体に色がついているわけではなく、あくまでも下にある血管が透けて見えているもの。肌を動かしても一緒に動いて来ないのであれば、それは青クマだと見分けることができます。目じりを軽く横に引っ張って、クマの位置が動くかどうかを確認してみましょう。
茶クマの原因と見分け方
茶クマはメラニンの色素沈着が原因で起こるクマです。
目の周りの肌は、メラニン色素を作るメラノサイトの活動が盛んだとわかっています。また、角質が薄く色素沈着も起こりやすいです。
メラニンは紫外線の影響で作られるものというイメージが強いですが、目をこするなど肌へ刺激によっても作られます。目の下の肌にメラニンが過剰につくられ、うまく排出されずに色素沈着することによって、茶色っぽくなってしまうのが茶クマなんです。
- 目がかゆいときなどにこする
- 濃いアイメイクを落とすときの摩擦や洗浄剤の刺激
- 紫外線を浴びる(日焼け)
茶クマの見分け方
青クマとは異なり、茶クマは肌自体が茶色っぽくなっている状態です。肌を動かしたときに一緒に移動するならそれは茶クマだと見分けられます。目じりを軽く引っぱりながら、クマが一緒についてくるかどうかを確認しましょう。
黒クマの原因と見分け方
黒クマは下まぶたや目の下の肌のたるみが原因で起こるクマです。「クマ」と呼ばれているけど、黒クマの正体は影なんですよね。
まぶたには汗腺がなく、皮脂腺も少ないです。角質層も薄いので、乾燥しやすくバリア機能が低下しやすい部分なんです。しかも常にまばたきを繰り返しているため、肌にかかる負担が大きく、たるみやすい。目の下にたるみが生じると、たるみの下側に影が落ちて肌が黒っぽく見えるのです。
- 加齢による肌のハリ、弾力性の低下
- コンタクトレンズの着脱時などにまぶたを引っ張る
- クレンジング時の摩擦
黒クマの見分け方
黒クマの正体は影なので、光の当たり方によって見えたり見えなくなったりするのであれば、黒クマであると見分けることができます。目じりを引っ張ったり、上を見上げたりしたときにクマの見え方が変化するかどうかを確認してみましょう。
それぞれのクマを改善する方法は?
原因が異なれば、改善や進行防止のために取るべき対策も変わってきます。
どのタイプのクマなのかを見極めて、適切な方法で対策しましょう。
青クマを改善する方法
青クマは血行不良が原因なので、血行不良の改善が一番の対策になります。
目を酷使しないよう、PC作業中などは小まめに目を休ませて遠くを見たり、目の体操やマッサージなどを心がけましょう。ホットアイマスクや蒸しタオル、目元へのシャワーなどで目の周りを温めるのも効果的です。
また、目の周りだけではなく、全身の血流を良くすることも大切です。入浴はシャワーで済ませず湯船につかって身体を温めましょう。ストレッチやウォーキングなど、毎日の生活に軽い運動を取り入れることも意識したいですね。
茶クマを改善する方法
茶クマは色素沈着が原因なので、改善には時間がかかります。まずはこれ以上茶クマを悪化させないよう、目元の紫外線対策をしっかりと行うのが大切です。また、アイメイクやクレンジングなどが原因になりやすいので、アイメイクの方法やクレンジング方法を見直して、できるだけ目の周りの肌への負担が少なくなるようにしましょう。
あわせて、ビタミンC誘導体など美白有効成分を配合した化粧水や美容液などで、メラニンへのアプローチを行くと良いと思います。
黒クマを改善する方法
黒クマはクマと呼ばれるものの、実際はたるみ問題なので、こちらも即効性のある改善方法はありません。たるみを悪化させないために、タンパク質やビタミンCなど、コラーゲン生成に必要な栄養素を食事からしっかり摂ることが大切です。それから、目の下の肌を引っぱったりするようなクセがないかを見直してみてくださいね。
たるみの主な原因が加齢によるものだと考えられる場合は、レチノールやビタミンC誘導体などが配合されたエイジングケア化粧品を取り入れてみるのも良いかと思います。
まとめ:クマの種類に合わせたお手入れをしよう
ひとくちで「クマ」と呼ばれているものにも、いろいろな原因があります。
「クマが気になって改善したい!」というときには、まずはそのクマがどういった種類のものなのかを見極めるのがポイントです。そして、自分にそのクマができた原因を探りつつ、適切なケアを取り入れていきましょう。
コンシーラーなどでカバーできるときは上手に隠して、気にしすぎないことも大切ですよ。
