少し前に「口の横にできたニキビと胃の不調の因果関係を真剣に考えてみる」なんて記事を書きましたが、どうもこの頃おなかの調子がいまいちな日が続いてるんですよね。
おなかの調子が良くないときって、やっぱり肌の調子もイマイチな気がします。唇もカサつきやすいし、あと、ささくれ!
爪ささくれって言うみたいですね。爪の横のとこが割れて飛び出しちゃうやつ。たまにできるんですけど、やっぱ体調が良くないときにできることが多い気がするんですよね。
わたしの爪ささくれは無事治まりましたが、ささくれってなんなのか、原因やケア方法をまとめておきます。
ささくれ・爪ささくれってどんな状態?
ささくれ(さかむけ)っていうのは、爪の根元の皮が乾燥して裂けてしまった状態のことを言います。英語では「ハングネイル(hangnail)」と言うそうです。
ささくれが起きる部分は、後爪郭(こうそうかく/ネイルフォルド)と言って、爪を根元で固定している皮膚です。
後爪郭は縦方向に裂けやすくて、横方向には切れにくい性質があります。
なので、ささくれができたときに気になるからと手で引っぱって取ろうとしてもうまくちぎれずに、さらに縦に裂けてしまうんですね。
もうひとつ、爪の根元ではなくサイドにできてしまうやつ。わたしは大人になってからこっちのほうがよく起こります。
これは皮膚ではなくて爪自体が裂けて飛び出してしまった状態で、「爪ささくれ」「小爪(こづめ)」と呼ばれているみたいです。
こちらも引っぱって取ろうとすると悪化するし、硬くて引っかかりやすく、引っかかることでも悪化するので厄介ですよね。
ささくれ・爪ささくれの原因は指先の乾燥
最初に書いたとおり、ささくれや爪ささくれの直接の原因は、爪や根元の皮膚の「乾燥」です。ようするに、指先の水分や油分が不足することで、引っ張られたときに裂けやすくなってしまうんですね。
ではなぜ指先が乾燥してしまうのでしょうか。主に以下のような理由が考えられそうです。
- 洗剤やリムーバーの影響
- 栄養不足の影響
- 甘皮の取りすぎ
洗剤やリムーバーの影響
石けんで一日に何度も手を洗ったり、アルコール消毒をしたり、素手で食器用洗剤を使って洗い物をしたりといったことを繰り返していると、手肌が乾燥しやすくなります。
また、アセトン入りのネイルリムーバーは油分を奪うため、爪や周りの皮膚を乾燥させやすいです。
栄養不足の影響
普段と同じような生活をしていてささくれができたときは、栄養の偏りが原因でささくれができやすい状態になっているかもしれません。
爪や皮膚の原料になるタンパク質や、皮膚を健康に保つビタミン、ミネラルが不足すると角質層が乾燥しやすい状態になります。
甘皮の取りすぎ
ささくれができる後爪郭を保護しているのが甘皮です。甘皮は「キューティクル」と呼ばれる爪上皮と、「ルースキューティクル」と呼ばれる爪の表面に伸びた部分(爪上皮角質)の総称です。
ネイルを塗るときには甘皮を処理することが多いですが、自己処理でカットしすぎてしまうと乾燥して荒れやすくなり、ささくれの原因になることもあるそうです。
ささくれ・爪ささくれのケア方法は?
ささくれや爪ささくれができていることに気づくと、すごく気になってしまいますよね。
でもさっきも書いたとおり、ささくれや爪ささくれを見つけたとき、引っ張って取ろうとするとうまく切れずかえって悪化してしまいます。
ささくれなら小さなはさみ、爪ささくれならニッパーなどで根元からカットするようにしましょう。その後、クリームやネイルオイルで保湿します。
引っかかると嫌なので、わたしはささくれや爪ささくれをカットした後はバンドエイドを巻いて保護するようにしています。
無理に引っぱって取ろうとすると、さらに裂けて痛みを感じたり、血が出てしまったりすることもあります。また、傷から細菌が入って炎症を起こす原因になることもあります。
ささくれもやっぱり保湿ケアが大事!
ささくれや爪ささくれの原因を確認してみると、これもやっぱり保湿ケアが大事なんだなーとわかります。もう、だいたいの肌トラブルには乾燥が関わってる気がしてきました。
手肌はそこまで乾燥していると感じないのですが、ささくれができちゃうということは、自分では感じないだけで意外と乾燥しているのかもしれませんね。
たまにはハンドクリームの前に化粧水浸透させてみようかな。乾燥シーズンに向けて、手肌のうるおいケアも意識していきたいですね。
