美肌の知識

美肌を作る「シンプルケア」ってなんだろう? わたしの考え方

ドレッサーに置かれたコンパクトミラーとメイク道具

美肌をテーマにしたブログをやっていますが、わたしはあんまりコスメマニアではないです。いやまあ人並みには興味ありますが、あんまり冒険はしません。化粧品は気に入ったものを長く使いたい保守派です。

そんなわたしの肌のお手入れ方法は、基本的に「シンプルケア」です。
記事を書いてるといろんな場面で、「やっぱシンプルケアがいいよ」って言いたくなるけど、そういえばシンプルケアってなんなのか、自分がどう考えているかをまだ書いたことがありませんでした。

そこで今回は、シンプルケアについてのわたしの考え方を書いてみようと思います。

わたしの日常のお手入れはごくごくシンプル

大容量シートマスクって雑菌だいじょうぶなの? 使用期限は?」にも書きましたが、わたしは以前何年もの間、毎日朝晩の洗顔後にローションパックとリンパマッサージをしていました。昔からシンプルケア一筋だったというわけではないんです。

とは言え、今より手間と時間はかかっているけど、考えてみればそのときも水と化粧水と仕上げの乳液しか使っていなかったので、使用アイテム数に関して言えば、まあ当時からシンプルだったわけです。

今はさらにシンプルで、洗顔後、化粧水をハンドプレスでつけて、それから乳液もしくはクリームのみ。時間がないときは、オールインワンジェルだけとか、ニベアだけ(いわゆるガッテン塗りというやつ!)で済ませることもあります。朝はそのあとで日焼け止めを塗ります。

洗顔は、朝は水洗顔、夜はクレンジングとお湯洗顔。たまーに洗顔フォームで洗顔という感じ。ちなみに朝は、真冬のどんなに寒い日でも水洗顔です。

マリー
マリー
ほんとはあんまり冷たすぎるのも良くないのかもしれないけど、冷たい水で洗うほうが肌のキメが整う感じがして好きなんだよなー

美肌のためにシンプルケアをおすすめするシンプルな理由

わたしの日常的なスキンケアは、上に書いたとおり、すごくシンプルというか簡単なものです。意識していることと言えば、

  • クリームまたは乳液は必ず使う(保湿する)
  • 日中は日焼け止めを塗る(紫外線対策する)

この2点ぐらい。この2つを押さえているだけで肌の調子はだいたい常に良いし、余計なことをしない分、肌トラブルも起こりにくいです。

わたしは肌が丈夫なほうではないので、化粧品によっては合わないものもちょいちょいあるんですよね。合わない化粧品で肌の調子が落ちることも、昔はけっこうよくありました。肌の調子がいまいちだなと感じたとき、たくさんアイテムを使っていればいるほど、どの化粧品のどの成分が肌に合っていないのかを特定するのが難しくなります。

逆に、例えば「水洗顔してクリーム塗ってたら肌の調子が悪くなった」とかなら、「あー、このクリームが肌に合わないんだなー」ってすぐにわかるじゃないですか。

わたしが、美肌のためにシンプルケアをおすすめしたい理由は、まさにそこにあります。シンプルなケアを心がけていると、自分の肌に合う化粧品と合わない化粧品を見極めやすいんです。

肌に合わないと感じるアイテムを使わないようにしていけば、自然と肌に合うものばかりを使ってケアできるようになるわけで、トラブルのない美肌を維持しやすくなるというわけです。

マリー
マリー
しかも時短にも美容費の節約にもなるんだから、シンプルケアは優秀だよね!

リッチなケアで「うっとり」することも美肌には大切!

葉っぱの先に付いた水滴
基本的にはシンプルケアが良いと思っているわたしですが、シンプルケア原理主義者というわけではありません。

シンプルを突き詰めていくと、防腐剤はダメとかオーガニックじゃなきゃダメとかいう感じになりそうですが、そこまで尖った感じではないんですよね。わたしはむしろ、成分表示に「パラベン」って書いてあると安心する人です。それはたぶん、「これまでに自分の肌がパラベンで不調になったことはなかった」と経験的に理解しているから。

そう。シンプルなケアが良いと言っても、最初から決め打ちで自分に合う化粧品を見つけられるとは限りません。いろんな化粧品を楽しみながら試していくうちに、自分の肌に合うものがわかってきてだんだんシンプルになっていくという形が自然なんじゃないかなと思います。

化粧品っていうのは、薬ではないです。肌への作用はとても緩やかなものでしかありません。むしろ、化粧品のとろりとしたテクスチャふんわりと甘い香り肌になじんでいく感触なんかを楽しみつつお手入れすること――つまり「うっとり」する時間を過ごすことが、美肌を育てる心の栄養になる気もします。

だからわたしは、ニベアのガッテン塗りも素晴らしいと思うけど、リッチな美容液やクリームを使って、ゆっくりと時間をかけて自分の肌と向き合う時間も素晴らしいと思うんです。どっちかじゃなきゃダメってことはなくて、保湿と紫外線対策さえできてたらどっちでもOK! そのときどきでどちらも楽しめる自分でありたいなと思ってます。

マリー
マリー
でも仕事しながらブログの更新して勉強もしてると、やっぱシンプルケア率が高くなっちゃうんだよねー

基本的に化粧品は「合うか合わないか」しかない

ところで、リッチなケアに関しては、「リッチな美容液やパックを毎日使っていると、肌が栄養過多になって肌荒れなどの原因になる」みたいなことを書かれているのを見ることがたびたびあります。でも、これに関してはそんなわけないじゃーん!と思ってます。

だって肌の外側から化粧品で働きかけることができるのは、基本的に角質層のみです。角質層っていうのは死んだケラチナサイト(角質細胞)が積み重なってできているわけで、栄養過多になりようがないんですよね。だって死んでるんですから。角質層に到達する前、生きているケラチナサイトは血液から栄養を受け取るんです。化粧品はそこまで浸透することはできません(できたらこわい)。

まあ「栄養過多」というのは比喩表現なのかもしれませんが、美容液などを毎日使って肌荒れをするとしたら、単純に油分を与えすぎて毛穴が詰まったか、たくさん含まれている成分のどれかが肌に合わなくて、繰り返し使っているうちに肌の調子が悪化したかのどちらかだと思います。それか使い方が適切じゃなくて肌を乾燥させる原因になってしまったとかね。

リッチケアで肌の調子が悪くなるとしたら、「栄養を与えすぎたから」じゃなくて「肌に合ってなかったから」。すごくシンプルな理由だと思います。ただ、リッチなアイテムにはたくさんの成分が配合されているから、何が自分の肌に合わなかったのかを特定するのが難しいんですよね。

まとめ:自分の肌への理解を深めて美肌を目指そう!

シンプルケアとリッチケアについて、つらつらと書きましたが、さっきも書いたとおり、どっちかじゃなきゃダメっていうようなものではなくて、どちらも上手に取り入れていくのが本当は一番いいと思ってます。
ただ、いろんなアイテムを取り入れて、なんとなく肌の調子が悪いなと感じているなら、シンプルケアにしてみるのがおすすめです。自分の肌と向き合いながら、肌に合う化粧品やケア方法への理解を深めていきましょう。

透明感ある肌の女性
肌の構造と仕組みを知れば、効果的なスキンケアが見えてくる皮膚の基本的な構造や、表皮で起こるターンオーバーの仕組み、角質層のバリア機能、真皮のコラーゲンとエラスチンの働きなど、きれいなお肌を目指すすべての人が知っておきたい、お肌の構造と仕組みについてわかりやすく解説しています。...