Twitterやこのブログにも何度か書いてますが、勤務先のオフィスが移転したんですよ。もう10年以上、オフィスから徒歩圏内に自宅があるという生活だったので、いろいろと新鮮だったり不便だったりを感じている日々です。
前のオフィスは駅と反対方面に少し歩いたところにあったのですが、新しいオフィスは駅から電車に乗って行かなければいけません。
でも、朝ぼんやり考え事しつつ家を出ると、無意識に前のオフィスの方に向かって歩き出しそうになる自分に気づくんですよね。今のところ「あ、そっちじゃない」って気づけてますが、そのうち無意識に前のオフィスまで行ったりしそう。いや、さすがにそれはないか。
そのたびに、
って感じます。
何年も同じことを習慣として繰り返していると、特に何も考えなくても、無意識に同じ行動をしちゃうんですよね。
「継続は力なり」と言われますが、何か続けていきたいことがあるときは、習慣にしちゃえば続けるのがとても楽になります。
つまり、「肌にとって良い行動」を習慣化しちゃえば、苦労せず美肌を手に入れられるというわけです!
どんなことを毎日の習慣にしたらいいのか、美肌を作る習慣を10個にまとめてみました。
美肌を作る朝の習慣3つ
まずは朝起きてから、出かけるまでに習慣にしたい行動3つです。
- 起きたらカーテンを開けて朝日を浴びる
- 朝ごはんはしっかり食べる
- 朝のスキンケアは水洗顔ときちんと保湿
美肌習慣1:起きたらカーテンを開けて朝日を浴びる
わたしは10代の頃から、朝は目覚まし時計を使わずに起きる派です。起きる時間を決めると、だいたいその時間に目がさめるという習慣になってるんですよね。
これは、気持ちよく眠ってるところを目覚ましで起こされるという不快な想いを朝からしなくて済むというメリットがある一方で、「起きなければいけない」と無意識に思い続けているのがストレスになるから良くないという説もあるみたい。万人におすすめはしません。
基本的に誰にでもおすすめしたいのは、「起きたらカーテンを開けて朝日を浴びる」ということです。
人間の体内時計は25時間サイクルで、放っておくとどんどん後ろにズレてしまうんですって。でも、朝日を浴びると体内時計がリセットされて、しっかりと目が覚めるそうです。
朝日を浴びると、「幸せホルモン」と呼ばれる脳内物質のセロトニンの分泌が始まります。セロトニンが十分に分泌されているとストレスに強くなれるので、ストレスによるバリア機能の低下や肌荒れなどを防ぐ効果が期待できます。
また、睡眠ホルモンと呼ばれるメラトニンは、朝日を浴びてセロトニンの分泌が始まってから約15時間後に分泌が高まるとされています。朝にちゃんと朝日を浴びておくことで、夜に自然と眠気がきてぐっすり眠れるというわけです。
良質な睡眠は美肌を作る重要ポイントの一つなので、その意味でも朝日を浴びる習慣は重要なんです。
美肌習慣2:朝ごはんはしっかり食べる
「美肌をつくる朝ごはん! おすすめメニューと食べ方は?」という記事にも書きましたが、代謝の良い1日を過ごすには、きちんと朝ごはんを食べるのがおすすめです。
全身の代謝の低下や血行不良は、くすみやクマ、むくみなどといった肌トラブルの原因になります。また、肌自体の新陳代謝であるターンオーバーも滞りやすくなるんです。
朝ごはんでは、身体を動かすエネルギーになる炭水化物やたんぱく質を摂ることを意識しましょう。野菜やフルーツで食物繊維やビタミンも摂りたいところですが、時間や余裕がないときはスープやジュースを活用するのもおすすめです。
高い抗酸化力を持つトマトは、食べる紫外線ケアにおすすめです。「肌の透明感アップ! トマトの美白効果と簡単おいしいレシピ」という記事に詳しく書きましたが、トマトのリコピンは朝摂ると最も効率よく摂れるという研究結果があるようです。
美肌習慣3:朝のスキンケアは水洗顔ときちんと保湿
さて、メイクの前のスキンケア。まずは洗顔です。「顔がかさつく原因は「洗顔」かも! 乾燥しない洗顔のポイント」という記事に書きましたが、わたしは、「朝の洗顔は水だけ派」です。どんなに真冬の寒い朝でも、朝は水洗顔です。水洗顔を続けているとキメが整うという実感があるんですよね。
一般的には「冷たい水だと毛穴が閉じてしまうからちゃんと洗顔できない」と言われていますが、前の晩きれいに洗顔してから一晩眠って起きただけで、毛穴の中までそんなに汚れるのか疑問です。
ただ、わたしは「冷たい水で顔を洗うのが気持ちいい!」と感じているので、その「心地よさ」を大事にしているという部分も大きいかなと思ってます。
冷たい水でストレスを感じるという人は、無理に冷たい水で顔するのではなく、自分が心地よいと感じる程度のぬるま湯で洗顔するのが一番良いのではないかと思うんです。
洗顔後は、とにかくすぐに保湿です。「美肌を作る「シンプルケア」ってなんだろう? わたしの考え方」という記事に書きましたが、わたしは朝のケアで大切だと思っているのは、
- クリームまたは乳液は必ず使う(保湿する)
- 日焼け止めを塗る(紫外線対策する)
この2点だけです。
使うアイテムはその時々の気分でいろいろなんですが、今は美白化粧水と乳液をラインで使ってるので化粧水も使ってます。
ファンデーションは塗らない日も多いのですが、顔の日焼け止めだけは基本的に塗るようにしています。紫外線、特にUV-Aは真冬でも真夏の半分ぐらいまでしか減らないので、光老化対策のためにも日焼け止めは1年を通じて使うようにしたいですね。
美肌を作る昼の習慣3つ
さて、続いて日中の習慣にしたい美肌行動3つです。
- オフィスでは乾燥対策をしっかりと!
- ランチは栄養バランスを意識して
- 階段を使うことやなるべく歩くことを心がける
美肌習慣4:オフィスでは乾燥対策をしっかりと!
「オフィスでの肌の乾燥対策に、そろそろ本気で取り組みたい!」という記事も書きましたが、オフィスっていうのは断熱性の高い空間の中でPCやOA機器が使われ、なおかつ空調管理されてたりするので、空気が乾燥しがちです。
空気が乾燥すれば当然肌も乾燥しやすくなるので、長時間オフィスで過ごす人は、肌の乾燥対策をしっかり意識付けたいですね。
具体的な行動としては、以下のようなことが挙げられます。
- 卓上加湿器などを活用する
- マスク着用で肌のうるおいをキープする
- 小まめに水を飲んで内側から水分補給する
- ハンドクリームやリップクリームでパーツケア
- メイク直しの際に乳液などで保湿する
仕事に集中しているときほど、肌の乾燥対策のことなんて忘れがちです。でも、こうした行動を習慣として身に着けてしまえば、忙しくても無意識にできるようになるのでおすすめですよ。
美肌習慣5:ランチは栄養バランスを意識して
ランチは仕事の息抜きのためにも、肌のためにも、おいしくて栄養たっぷりな食事をいただきたいところです。
なかなか難しいけど1日3食のボリュームのバランスは、ランチに最大ボリュームを合わせるのが理想ですよね。朝は忙しいし、夜にたくさん食べるとカロリー消費しきれないので。
ランチならある程度たくさん食べても、夜寝るまでの間に消費しやすいです。だからこそランチでは、できるだけいろいろな食品からいろいろな栄養を摂ることを意識したいですね。
丼ものや麺類など炭水化物メインのランチはカロリーは摂れても栄養バランスがイマイチなのでできれば避けて、何品かの料理を組み合わせて食べるようにしましょう。
まあでも、ダイエットはそこまで意識しないというのであれば、「そのとき自分が食べたいものを食べる」というのは、割と美肌に近づく行動であるような気がします。かつ丼食べたい日はそれでもいい! その場合は1日の栄養バランスを意識するという考え方を習慣にすることをおすすめします。
美肌習慣6:階段を使うことやなるべく歩くことを心がける
これはわたし自身、最近あまり習慣化できていないので、習慣にしたいところ。
デスクワークメインの人は、運動不足になりやすいです。基本的にずっと座っていたらどんどん血行は悪くなるし、筋力も落ちて代謝は低下します。
さっきも書きましたが、血行不良や代謝の低下はくすみやクマ、ターンオーバーの遅れなどといったさまざまな肌トラブルの大きな原因です。
運動すると成長ホルモンが分泌されるので、肌のターンオーバーを正常に保つために役立ちます。
だからこそ日常生活で、できるだけ運動を習慣化することが大事なんですよね。
例えば、よく言われることですが、
- エスカレーターやエレベーターではなく階段を使う
- 一駅手前の駅で降りて一駅分歩く
などなど。
最近はスマホに入ってる歩数計で、1日どのぐらい歩いているのかをチェックするようにしてます。そういうのを目安に、ちゃんと一定量の運動ができているか確認する習慣を持つのも大事だと思います。
美肌を作る夜の習慣4つ
さてさて1日お仕事がんばって終わって、夜の時間。夜に習慣にしたい美肌行動は4つです。
- 晩ごはんは早めの時間に軽めに済ませる
- 湯舟でリラックス、お風呂あがりは全身保湿
- くつろいで自分の好きなことを楽しむ時間を作る
- 睡眠時間から逆算して夜更かししすぎない
美肌習慣7:晩ごはんは早めの時間に軽めに済ませる
ランチの項目でも書きましたが、晩ごはんは、食べてから寝るまでの時間が短いです。食べてすぐ寝ると、胃腸が休まらないうえに睡眠の質も低下してしまいます。
誰かとディナーを楽しむような日は仕方ないですが、日常的な食事は、なるべく早めの時間に、軽めに済ませるのがおすすめです。
肌のターンオーバーは眠っている間に行われるので、晩ごはんでは肌を作る良質なたんぱく質をきちんと摂ることを意識しましょう。
美肌習慣8:湯舟でリラックス、お風呂上がりは全身保湿
入浴はシャワーで済ませず、湯舟に浸かってリラックスするのが血流促進などのためにおすすめです
ただし、湯舟に浸かると、皮脂膜や天然保湿因子(NMF)、細胞間脂質(セラミドなど)といった肌本来のうるおい成分が流出します。
「入浴時間はどのぐらいがいい? 美肌を作るお風呂の入り方」という記事に詳しく書きましたが、あまり長時間湯舟に浸かると肌が乾燥しやすくなるため、40℃ぐらいのお湯に10分程度を目安にして浸かるのがおすすめです。
お風呂上がりの肌は乾燥しやすく、入浴後10分ぐらいで入浴前よりも肌の水分量が少なくなる「過乾燥」の状態になると言われています。
入浴後は何はさておき、全身の肌の保湿ケアを手早くしっかりと行うことを習慣づけましょう。
美肌習慣9:くつろいで自分の好きなことを楽しむ時間を作る
「ストレスが肌に与える4つの悪影響! 上手に受け流そう」という記事にも書きましたが、ストレスが溜まるとさまざまな肌トラブルの原因になります。
ストレスを感じているかいないかにかかわらず、1日がんばって活動した夜は、自分の好きなことを楽しんでリラックスする時間を作ることを習慣にしたいですね。
わたし自身は最近毎晩ブログを書いているので、リラックスにつながっているかは微妙ですが、好きなことを楽しめているという充実感はしっかりと得られています。
本当はもっと、副交感神経が優位になるようなゆったりとした趣味のほうが肌には良いような気がします。
でもドキドキワクワクするような趣味が好きなのでこれはしょうがないかなと割り切ってます。
美肌習慣10:起床時間から逆算して夜更かししすぎない
「睡眠不足は肌の大敵! 化粧ノリの良いなめらか美肌を保つ眠り方」という記事にも書きましたが、美肌を育てるためには良質な睡眠が欠かせません。
肌のターンオーバーを促す成長ホルモンは、入眠から約90分間のノンレム睡眠中に最もたくさん分泌されます。だから、この時間にしっかりと熟睡することが美肌を育てるカギなんです。
わたしもやりがちなのですが、寝る直前にスマホでTwitterやLINEをだらだら見ていると夜更かししがちだし、目が冴えてしまって寝つきが悪くなってしまいます。
個人差はありますが、睡眠サイクルは90分単位で考えるとすっきりと目覚めやすいので、6時間もしくは7.5時間を目安に、起きたい時間から逆算して寝る時間を決めて、その時間には寝ることを習慣にしたいですね。
まとめ:美肌習慣を身に着けてキレイな肌になろう!
朝起きてから夜寝るまでの普通の1日の中で、「こんな行動を習慣にしたら肌にいいな」と思うものを10個書いてみました。
自分ではすでに習慣になっているものもあれば、なかなか習慣化できていないものもあります。習慣になっていない行動を習慣にするには、やはり意識して続けるしかないですよね。
ちなみに行動の習慣化には66日ぐらいかかるというのが定説のようです。習慣化したい行動がある人は、とりあえず2か月は意識して続けてみるのが良さそうです。
これは平日をイメージして書いたので、休日だとまた違うと思います。また、平日の習慣でも、「もっとこういう行動を習慣にしたい」というのは人によって違うでしょう。
まずはどんなことを習慣にしたいか考えてみて、意識して続けてみることをおすすめします。
